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モブと化したヒロインは攻略対象外のヤンデレ男子に捕まり溺愛される

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 乙女ゲーム、攻略対象、悪役令嬢、この世界のこと……そんなの全部どうでもいいでしょ。

 ねえ? 俺だけのヒロインちゃん?


 ***


 前世で生を終えた私はどうやら、自分が好きだった乙女ゲーム『光の中で咲くマーガレット』略称『ヒナサマ』の世界……に類似した世界に転生したらしい。

 舞台は剣と魔法の王道ファンタジー世界。
 平民なのに珍しい光属性の魔力を持つ主人公は、特待生として有名魔法学園に通えることになる。

 主人公と一緒に魔法学園に通う、魅力的な攻略対象者たち。
 この国の第一王子に公爵令息、騎士見習いに宰相候補、獣人のヒーローまでいる。担任の先生も隠しキャラとして攻略出来るんだよね。

 二周目以降は逆ハーレムルートも攻略可能。全員の好感度を上げないといけないから普通に遊んだらなかなか大変だけど、一周目のクリア特典として『全員の好感度が始めから高い状態』でプレイできる『イージーモード』が選択出来るようになる。

 ゲーム初心者でも遊びやすく、やりこみ要素も高い。ストーリーやキャラクターも良い。
 この世界に転生したことに気付いた時は、早く彼らに会いたくて仕方がなかったなぁ。

 ただ、残念ながら攻略対象者は皆、私に興味がない。眼中にすらない。
 彼らが好きなのは、ゲーム内では悪役令嬢とされていた公爵令嬢だ。

 彼女も同じ魔法学園に通っていたから遠目でこっそり観察していたけど、ゲーム内のような暴虐非道な振る舞いはしていないみたい。婚約者であるこの国の第一王子との仲も良好らしい。

 彼女も転生者なのかな? もしくは、世界が違うから性格も変わった……?

 理由は分からないけれど、少なくともこの世界の私はヒロインの皮を被ったモブ……ということ。少し悲しいし切ないけど、中身が前世の私なんだからしょうがないよね。

 別に期待してたわけじゃないよ?

『ヒーロー達に愛されちゃったらどうしよう!? 箱推しだから皆と仲良くなれたらいいな! でも逆ハーレムEDはさすがに現実的にマズいし、同時に複数人と付き合ったりするのは無理だから、皆素敵だけどもちろん一人を選ぶよ!』

 なーんて、これっぽっちも思ってないからね!?

 ごめんなさい。嘘です。ヒロイン転生にテンション上がりました。人生勝ち組イージーモード最高!って思いました。調子乗りました。

 所詮、私はどの世界でもモブとして静かに慎ましく生きるのがお似合いなんですね。はい。

 攻略対象じゃない男の子と恋愛することも考えたけど……中身が分からないと恋に落ちれないというか……ぶっちゃけ、ハードルが高い!

 イベントが起きるわけでもないし、どうやって仲良くなればいいの!? 好感度ってどうやって上げるの!? 分からない……!!
 いや、ここはそもそもゲームじゃないもんね……現実リアルなんだよね……。

 はぁ~~~…………無理では??

 そもそもなんでヒーロー達に無条件で好かれるなんて思ってたの私!?
 ちょっと珍しい魔力持ちだからって向こうから話しかけてもらえると思ってたなんて、烏滸がましいんですけど!!

 恋愛だけが人生じゃないし、こうなったら、お一人様のんびりスローライフでも目指しますか!


 ***


 外見は可愛らしい可憐な少女。内面は大人びているかと思えば、子どものように無邪気な一面もある。
 そして時々、全てを諦めたような寂しそうな顔をする。

 アンバランスな可愛い俺のヒロインちゃん。
 彼女はどうして俺を見てくれないんだろう? 俺はこんなにも彼女を愛しているのに。

 彼女曰く、彼女は転生者で前世の記憶がある。それを俺にだけは打ち明けてくれた。

「こんなこと言うのレオンにだけだからね。レオンならきっと私の話、信じてくれるよね?」

 ああ。信じているよ。俺の可愛いお姫様。
 すぐに迎えに行くから待っていて。

 君のヒーローはここにいるから。


 ***


「こんばんは。迎えに来たよ、俺のヒロインちゃん」

 金髪碧眼。サラサラの髪。作り物のように整った顔。スラッとした体格。王子様のような美青年が私の前に現れた。

「え、あっ……? だ、誰……?」

 知らない。
 私はこんなキャラ、知らない。

 えっ? このビジュアルで攻略対象者じゃないの? モブなの? どういうこと?

 この世界の男性で特別美しい容姿を持つのは攻略対象者だ。何故ならそういう"設定"だから。
 でも、目の前にいるこの人は攻略対象者に引けを取らないぐらい、美しい。

「誰って……酷いなぁ。分からない? レオンだよ」

 レオン………?

「待って……まさか、あのレオン……なの?」

 レオン。その名前で私が一番最初に思い浮かぶのは、小さい頃に私が拾った猫だ。傷だらけで痩せ細っていて、あまりに見ていられなくて、暫くの間、家で面倒を見ることにした。

 元気になってからもそのまま家で飼いたいと思っていたんだけど、レオンはかなり気まぐれで、家でじっとしているのは落ち着かなかったみたい。フラッと数日~数週間ぐらい何処かに行ってしまうことがよくあった。だから飼い猫というよりは、通い猫のほうが近いかも知れない。

「……人間……だったの?」
「そうだよ? 変身術。学園で習わなかった?」

 変身術。この世界ではとても難易度の高い魔法だ。それを長年続けてたってこと?

「な、なんで……」
「なんで猫に変身していたのか。俺はどこの誰なのか。何故今になって君にこの姿に見せたのか……ってところかな? 君が俺に聞きたいことは」

 ぜ、全部バレてる……小さい頃から私を知っているんだから、当然と言えば当然なのかな……。
 まさか猫が人間になるだなんて、そんな漫画みたいなことあると思わないでしょ!?
 あっ……この世界、ゲームの世界だった。

「俺はこの国の第二王子……だった。平民に落とされて、野垂れ死にそうになっていたところを君に拾われたんだ。猫の姿になれば飯が少なくて済むし、小回りが利くから化けてたんだけど、まさか拾われるとはね。こんなお人好しな人間がこの世に存在するんだって驚いたよ」

 元第二王子で平民落ち!?
 何がどうなったらそうなるの!?

「ど、どうして……」
「第二王子から平民に落ちた理由? 俺、娼婦との間に出来た子どもでね。おまけに魔力量が異常に多いの。先祖返りってやつ? 気味悪がられて、小さい頃から王子として……人間としてすら扱われてなかったよ。軟禁してほぼ放置状態。あまりに暇すぎて、転移魔法と変身術を使ってスラム街によく出入りしてたんだ。だから口も悪いでしょ? そのうち食事すら用意されなくなったから、これからどうしようかと思ってたところに、君に拾われたわけ。あの時は俺もガキだったからね。心配しなくても今はちゃんと仕事してるし、お金なら山ほどあるよ? いる?」
「えっ……い、いらない……」
「そっか。残念。君のためにいっぱい稼いだんだけどな。本当は俺だってずっと一緒にこの家にいたかったよ? でも君に養われて生きるよりも、俺が養いたかったから頑張ったんだ。俺達、もう結婚出来る年齢でしょ? 君も働きながら学園に通うの大変だろうし、早く楽にしてあげたくて。心配しなくても学園には既に退学届けを出しておいたからね。もう一人で頑張らなくていいよ。これからは俺と一緒に暮らそう? ずっと一緒にいよう?」

 待て待て待て。退学届け!?
 結婚!? 話が見えない。

「レオン、何言ってるの!? せっかく学園に通えることになったのに……」
「あんな所のどこがいいの? 認識阻害の魔法を使って忍び込んだことは何度もあるけど、基礎の基礎しか教えないし、あまりにもレベルが低すぎる。あれで名門だなんて笑えるね。もしかして魔法覚えたいの? 俺が教えたほうが絶対にいいよ。危険な魔法以外ならいくらでも教えてあげるから、俺にしよう?……大体、気に食わないんだよね。あの『攻略対象』って奴ら。君の周りを花に集る虫みたいにうろちょろしやがって……君と同じ空気吸ってる時点で腹が立つ。駆除するの大変だったなぁ……存在してるだけでイラつくよ。この世界ってほんと狂ってるな」

 攻略対象者を駆除………? レオンは何を言ってるの? だって、この世界のヒーロー達は皆、悪役令嬢のことが好きで……。

「あー……君は知らないんだっけ。あいつら最初は君のことを狙ってたんだよ。全員俺が半殺しにして追い払ったけど。それでも君のことを諦めないしつこい奴らもいたから、魔法も使う羽目になったよ。ちょっと魔法使っただけで、全員他の女に夢中になっちゃってさ……」
「魔法って……何をしたの……?」
「人の心を操る魔法。君への興味を無くすように仕向けた。俺がやったのはそれだけ。魔法は完璧でも万能でもない。もう一度、君を好きになることだって出来た。でもね……あいつらは君の代わりを見つけたかのように、あの公爵令嬢に夢中になったんだよ。おかしいよね? 君と結ばれるのが自分の運命だとか聞くに堪えない戯れ言をほざいていた奴もいたのに、あっという間に心変わり。ふはっ……ほんっと笑える! その程度の気持ちで君に近付いて、君への愛を俺の目の前で語ったりしてたんだよ!! あはっ……アハハハハッッ!! あ゛~~~~………やっぱり、殺しておけば良かったかな………」

 意味がわからない。どういうこと?
 ヒーロー達は私のことが好きだった?

「……俺が思うにね……この世界はヒロインと攻略対象のために作られた世界。だからあいつらはまず、ヒロインである君を好きになった。まるで卵から生まれた雛鳥が初めて見たものを親だと思うように。よく言えば一目惚れ、悪く言えば刷り込みだよ。好きになるように決められていたんだ。君が言う『イージーモード』で『逆ハーレムルート』ってやつじゃない? 『好感度』も何故か初めから高かったしね。本来なら君はあいつらに愛されて、君もあいつらを受け入れたのかも知れないね。君は優しいから。まぁそんな未来は俺が許さないし、壊してやるけど」

 イージーモードで逆ハーレムルート……。
 納得すると同時に、疑問が浮かんだ。

 レオンが彼らに魔法をかけて私に近付かないようにしたのは分かったけど……。
 彼らは何故、悪役令嬢である彼女を好きになったんだろう?
 何故、彼女はゲームの彼女と違うんだろう? やっぱり、彼女も私と同じ………。

「……あの公爵令嬢は転生者ではないと思うよ? 君は知らなかっただろうけど、あの女、本来はものすごくキツい性格だったし。気に入らないことがあるとすぐに癇癪を起こしてさぁ……。甘やかされて育ったのもあるだろうけど、どうせあの馬鹿王子のせいだろ。婚約者がいる分際で君にちょっかいかけようとするから。でも、俺のおかげで今の二人は仲良し。そこら辺のモブより綺麗で性格も丸くなった公爵令嬢。そりゃあ……男共にチヤホヤされるよなぁ? なーにが運命だ、クソが。見目が綺麗でお優し~い女なら誰でもいいんじゃねぇか。ハッ……反吐が出るな。尻軽女と下半身に脳が付いてる上に無能な雄共。あはっ。お似合いだよね? 君もそう思わない? あんな奴らとずっと同じ空間にいたら君が穢れちゃうよ。視界にも入れないほうがいいよ。危ないからね」
「あのさ……色々思うことはあるけど……レオン、顔は良いのに口悪いなぁ……」

 どうしてもそこが気になってしまう。
 せっかくの儚げ美青年王子様フェイスなのに、ギャップがすごすぎる。

「ごめんね? 君に対しては出来るだけ優しくするように気を付けているんだよ? あのゴミ共のことを考えたらつい……」

 本当、顔だけは爽やか。申し訳なさそうな笑顔すら爽やか。

「いや、もういいよ……驚きすぎて頭がついていかない。脳が考えることを放棄してる。ごめん。一旦、寝ていい? 今、何も考えたくない。めっちゃ眠い」

 情報力が多すぎてキャパオーバー。
 再起動させて。整理する時間がほしいし、脳を休ませたい。

「え~~~!? このタイミングで!? 全くもう、しょうがないなぁ……いいよ。起きたらちゃんと返事を聞かせてね?」

 返事って何? 結婚云々のこと? 基本的に黙ってレオンの話聞いてたけど、レオンって結構ヤバいのでは? 近付いたらいけないタイプの人間なのでは?

 私、この人から逃げられるかな……。

「逃げようなんて考えても無駄だからね」

 うわ、これ無理だ………。絶対逃げられないパターンのやつだ………。
 というか、私の考え読みすぎじゃない? 心が読めるの? そういう魔法でもあるの?

 あ、だめだ、睡魔が……。

「おやすみ、俺のヒロインちゃん。良い夢を」


 ***


 ほんとに寝ちゃった。かわいい。
 俺の目の前で呑気に寝ている君にちゅっと、軽い口付けをする。

 舌も……入れていいよね? 俺達、もう成人してるし、結婚するんだし……。
 じゅるじゅるっと舌に吸い付き、絡めて、口内も舌の感触も唾液も味わう。

 甘い。 あたたかい。 きもちいい。

「キスって、こんな感じなのか……」

 誰に聞かせるわけでもない独り言を呟く。
 もし君が起きていたら、もっと気持ちいいのだろうか。

「はぁ……キスだけで、こんなに勃つのか……」

 衣服の上からでも分かる自身を見る。苦しそうに勃起して、今すぐ楽にしてくれと訴えてくる。

「…………クソッ……」

 このままだと君を襲いかねない。一度抜くか。

「……んっ……好き……好き、だ……! すきっ……!!」

 寝てる君の目の前ですることではないと頭では分かっているけど、手の動きが止まらない。
 両親や使用人達から化け物だなんだと言われてきた俺も結局、好きな女の子に欲情するただの一人の男でしかないのだと実感する。

「ッ~~~……!! はぁっ……はぁ………あ、やっば………」

 勢い余って君に精液がかかってしまった。正直、これはこれで興奮はするけど……。
 綺麗な君を俺で汚した背徳感に浸っていると、君が目を覚ましたのが分かり、一気に血の気が引く。

「ご、ごめん! 今、魔法で消すから……! 頼むから俺を嫌いにならないで……っ……!!」

 慌てて洗浄魔法をかける。これで君に嫌われたらどうしよう。どうしよう。どうすれば。
 人格に影響が出てしまうかも知れないからあんまりやりたくはないけど、記憶を弄るか?

「レオン………」
「ごめんね、ごめん! もう二度としないから……!」

 俺が頭を下げて許しを請うと、急に温かいものが身体に触れた。

 なんだ? これ、やわらかい……。

 君が俺に抱き着いているのだと気付いた。
 そこから先の記憶はない。気絶したから。


 ***


「……え? 私、寝ぼけてレオンに抱き着いてた? レオンが猫になってた時の癖かな?」
「もう俺、お婿に行けない……これは責任取って結婚してもらわないと……はい、この書類にサインして」
「何バカなこと言ってるの。というかレオン、何か寝ぼけてる私の前で息荒げてなかった?」
「さあ、何のことだか。夢でも見てたんじゃない?」
「……えっちなことでもしてたの?」
「……それ、本人に直接聞く……? 俺、君に情緒狂わされてばっかりなんだけど……」
「それはこっちの台詞」

 可愛がってた猫が実は人間で、めちゃくちゃ私への愛が重いなんて……。
 しかもこの世界の仕組みについても色々聞かされて……あっ……そういえば……。

「一度寝たら思い出したんだけど、レオンって多分、ボツキャラなんだと思う」
「ボツキャラ?」
「『光の中で咲くマーガレット』……『ヒナサマ』の裏設定資料集に制作段階でボツになってしまったキャラがいるって書いてあったのを思い出したんだ。隠しキャラのつもりだったけど、あまりにも設定を盛りすぎて他のキャラよりも目立ってしまいそうだったから、お気に入りだったけど泣く泣くボツにしたとかなんとか……」
「……なんとなくだけど分かったよ。つまり俺は、この世界に存在していること自体が間違いってことかな……」

 存在していること自体が間違い……。そんな考え方でずっと生きていくのは悲しすぎるし、つらすぎる。
 それにそれを言うなら、私の存在だってバグのようなものなんだろう。

「……別に世界にとっての異分子でも何でも良いんじゃない? 私達にとってはこの人生はゲームなんかじゃない。今だって息を吸ってる。身体の中では血が流れてる。心臓が動いてる。お腹だって空いてる。これ全部、生きてるってことでしょ?」
「……そう、だね……」

 この世界は私が知っているゲームの世界に似ているけど、私にとっても、レオンにとっても、ここは現実リアルなんだ。

 今までの私はそれを理解しているようで、本当の意味では理解していなかった。彼ら彼女らをゲームのキャラクターとして扱ってしまっていた。
 レオンと話して、それがようやく実感出来た気がする。

「レオンはちょっと変わってるし、愛が重いし、おそらく変態でもあるけど……少なくとも化け物じゃないよ。人間だよ」
「………人間、か……ははっ……そんなこと、生まれて初めて言われた……」

 綺麗な青い目から涙がポロポロと零れる。

 ほら、涙だって出るんだよ。私達には感情がある。意思がある。心がある。それは全部、私達が生きていることの証明だよ、レオン。

「やっぱり俺の運命は君なんだよ。誰がなんと言おうと、君が俺の唯一なんだよ。だから俺と生きてほしい。こんなクソッタレの世界でも、君さえいればそれでいい。死ぬまで……いや、死んでも生まれ変わっても、ずっと俺の隣にいてほしいんだ」
「……いいよ。そこまで言うなら隣にいてあげる。放っておいたら死んじゃいそうだし」
「……お人好し。だから俺みたいな男に捕まるんだよ」
「大事にしてくれるんでしょ?」
「ああ。もちろん。何よりも大事にする。君以外に大事なものなんて、どこにもないよ」

 この世界にとっておそらく異分子だった私達は、巡り会って惹かれ合った。決められた運命を力で捻じ伏せて、自分だけの運命を手に入れた彼によって、私の世界は全てが変わった。

「うん。大事にしてね?……ところでレオンって、マーガレットの花言葉、知ってるの?」
「ん? 突然どうしたの? 俺は花に詳しくないから知らないけど……マーガレット好きなの? 今度100輪ぐらいプレゼントするね」
「そんなには要らないかな。1輪でいいよ」


 ―――真実の愛はもう十分、受け取ったから。





 ***



■マーガレットの花言葉:
「真実の愛」
「心に秘めた愛」
「私を忘れないで」
「優しい思い出」
「恋占い」「誠実」「貞節」など

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