いじめのない未来へ繋げよう

「僕」
あっ、公園で小学生がいじめられて泣いている。
どうしたんだろう。
行ってみよう。
こんにちわ。
どうしたの?

「いじめる側」
いじめられ側が俺の悪口を言った。

「いじめられ側」
悪口なんて言ってない。

「僕」
コラコラ、ケンカみたいなことは辞めようさ。
泣いている子がいたら、助けてあげよう。

「いじめる側」
嫌だ。
助けない。

「僕」
そっか。
いじめられていたら、どんな気持ちになると思う?

「いじめる側」
考えたことがない。

「僕」
じゃ、教えてあげるよ。
君はいじめられているけど、どんな気持ちになってるの?

「いじめられ側」
嫌な気持ちになってる。
いじめられて悲しいし、すごく辛いよ。

「僕」
そっか。
その気持ちを教えてくれてありがとう。
それを聞いたいじめる側はどう思う?

「いじめる側」
いじめられ側の気持ちを聞いて悪いことをしたと思った。

「僕」
じゃ、その後、どうすればいいと思う?

「いじめる側」
わからない。

「僕」
いじめられ側に謝るのはどうかな?

「いじめる側」
わかった。
ねぇ、いじめてごめんなさい。

「いじめられ側」
絶対に許さない。
どれだけ、嫌だったと思って。
どれだけ、悲しくて苦しかったと思って。
いじめられて辛い気持ちがあるんだよ。
もういじめる側に言う事がない。

「いじめる側」
わかった。

「僕」
お話はここまでにしとこう。
お互いの気持ちを言えて良かったんじゃない?
後はなんか、トラブルがあったら、君たちの親とか、学校の先生に話してごらん。
それでも、いじめ問題が解決しなかったら、教育委員会にいじめ問題を報告する方法とか、いろんな方法があるから、試してみてね。
よし、最後にお互いに自分の気持ちを言えたから、頑張って言えた握手をしようか。

「いじめる側」
ごめんなさい。

「いじめられ側」
これからはいじめないでほしい。

「僕」
お互いに握手ができて良かったね。
じゃ、僕は行くから、元気でね。

「いじめる側」
ありがとうございました。

「いじめられ側」
バイバイ。

「僕」
またね。
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