夏に飲み込まれた君は

四年前の夏。ひとりの少女は、突如として姿を消した。


それはまるで炭酸の泡のように。
消える運命だったかのように。
なんの知らせもなく消えた。



過疎化の進む小さな港町、
全校生徒60人の高校、
たいして人の来ない夜の夏祭り、
苔の生い茂った神社、

全部全部欠けることなくあるのに
彼女だけがそこには存在しないのだ。





彼女は本当に消えたのか、
それとも殺されたのか。





これは、
変えることのできない運命の中で
彼女の結末を探す
4人の少年少女たちの物語。





《不定期更新》
一気に話を更新する時もあれば
全く更新しなくなる時もあります。
御理解よろしくお願いします。
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