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夏の夕立(高2、7月)
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今日の晩ごはん何にしようかな……
斜め前に座る青海くんの背中を眺める。
青海くんが家に来てから何度か夕飯を作ったけれど毎回とても喜んで食べてくれた。
『水野さんがオレのために作ってくれたご飯なんだからまずいわけないでしょっ!美味しいよ、ありがとうっ』
青海くんはニコニコしてくれていたので私も嬉しくなって、夕飯作りを頑張ろうと思えた。
それに青海くんも私と一緒に夕飯作りを手伝ってくれるのでなんだか楽しかった。
「水野さん、今日帰りスーパー寄って帰ろうよ」
午後の授業が終わり、机の上を片付けた青海くんが振り返る。
「うん、青海くん今日何食べたい?」
「真実が昼休みの時に肉が食べたいって言ってたよ。だからお肉系かなあ」
青海くんと一緒に教室を出る。
「透っ、泉も帰るのか?」
部活に行こうとする真実と会うことができた。
「真実、部活今日も頑張ってね。オレ真実のために気合い入れて晩御飯作るからっ!って言っても水野さんにまだ教えて貰いながらだけどっ★」
青海くんは真実と会えたのが本当に嬉しかったようだ。
ニコニコと真実にじゃれつく青海くんと嬉しそうに青海くんを宥めている真実。
「透、気をつけて帰れよ。なるべく早く帰るから」
……なんだか真実と青海くんの会話はまるで恋人のようだ。
「青海くんそろそろ帰ろうか。買い物にも時間かかるから……」
青海くんに声を掛ける。
「うん、そうだね。じゃあ真実またねっ!」
「2人とも夕方雨降りそうだから気をつけろよ」
真実に見送られて学校を出る。
★
買い物を済ませてスーパーを出る。
空から雷鳴が聞こえてきた。
「……いつの間に……」
青海くんと並んで空を見上げる。
真っ黒な雲がいつの間にかに間近にきていた。
「水野さんオレ荷物持つから、少し急ごう!」
青海くんが買ったばかりのスーパーの荷物を持ってくれ、空いていた手で私の手を取った。
2人で走り始めて5分もしないうちに大粒の雨が空から落ちてきた。
「あとちょっとなのに、水野さん頑張れっ!」
青海くんは私の手をひいてくれたが間に合わなかった。
あっという間にバケツをひっくり返したような雨が降ってきて、2人ともびしょびしょに濡れた。
……そこの角を曲がればすぐ家だっ
「着いたっ!」
家のドアが見えた瞬間、心の底からホッとしていた。
「水野さん大丈夫?」
青海くんが玄関に荷物を置く。
2人からポタポタと雫が落ち玄関を濡らしていく。
「水野さんオレタオル持ってきてあげるからこのまま靴下脱いでお風呂入っておいでよ、風邪ひくよっ!」
そう言いながら青海くんは靴を脱ぐ。
「でもっ、青海くんが……」
……青海くんだって濡れているのに……
そう思ったが、青海くんは優しいからどうあっても私を先にお風呂に入れるだろう。
ならさっさとお風呂を済ませて青海くんと変わった方が良いだろう。
そう思い直して靴を脱ぐ。
青海くんと玄関で別れてお風呂に直行した。
濡れた制服を脱いで下着を脱ぐ。
そのままシャワーを浴びた。
少し熱めのシャワーを浴びて、髪を洗う。
……あったかい……
身体が温まって行くのを感じながら体を洗う。
青海くんと早く代わってあげないと……
「水野さん、タオル持ってきたから置くね」
青海くんの声が脱衣所の外から聞こえてきた。
「青海くんっ、ありが……」
お風呂場の窓の外が光ったと思ったらすぐそばで突然大きな音が鳴った。
ドカーンとまるで何かが爆発したかのような音に身体が反応して思わず頭を抱えてしゃがみ込む。
「きゃああっ……!!」
「うわっ!なんだ雷か!?」
青海くんの驚いたような声を聞いたのが最後だった。
何度も何度も耳をつんざくような雷の音が響く。
耳を塞いで目を閉じる。
昔から雷は嫌いだ。
自然と身体が震えて、怖くてたまらない。
ドキドキと心臓が波打つのが聞こえ、不安でたまらなくなって、我慢ができなかった。
★
「水野さん、家の中だから雷なんて怖くないよ……」
「風邪ひくから髪……拭こう」
雷の音に混じり青海くんの声が聞こえる。
真っ暗で状況はわからなかったが、すぐそばにあった温かいものにしがみつく。
「水野さん、もう大丈夫だよ……」
青海くんの声を聞いていると安心することができた。
暗かったが温かくて、気持ちいい。
その温もりに頬をくっつけて、目を閉じる。
少しづつ、雷の音は遠ざかっていった。
★
「お前ら大丈夫か?泉、起きろって、風邪ひくぞ?」
真実に肩を揺すられて目を覚ます。
目の前には……温かいと思っていたのは青海くんの胸だった。
「んっ……ごめんなさい……わたしねちゃって……」
ぼんやりと身体を起こす。
青海くんが掛けてくれたのかソファーに置いてあった毛布を被って眠っていたようだ。
少しだるいな……目を擦りながら起き上がる。
「みっ!?!?」
目の前にいた青海くんは驚いたように私を見つめていた。
……どうしたんだろう?
「泉、透に見せてないでいいから服着ろよ!」
呆れたような真実の声。
「……?」
なんだろうと思いながら下を見て、ハッとした。
身体に巻いていたタオルがはだけて下に落ちていた。
当然お風呂の途中だったのでタオル以外身に着けているはずもなく……
思わず青海くんを見るとその視線が私の身体に注がれているのに気づいた。
「ごめんなさいっ!!」
慌ててタオルを掴み、胸を隠す。
そのまま恥ずかしすぎて自室に駆け込んだ。
……青海くんに……見られちゃった……
物凄く恥ずかしくて堪らなかったが、なぜか青海くんの驚いたような顔を思い出して胸の奥が熱くなっていくのを感じていた。
斜め前に座る青海くんの背中を眺める。
青海くんが家に来てから何度か夕飯を作ったけれど毎回とても喜んで食べてくれた。
『水野さんがオレのために作ってくれたご飯なんだからまずいわけないでしょっ!美味しいよ、ありがとうっ』
青海くんはニコニコしてくれていたので私も嬉しくなって、夕飯作りを頑張ろうと思えた。
それに青海くんも私と一緒に夕飯作りを手伝ってくれるのでなんだか楽しかった。
「水野さん、今日帰りスーパー寄って帰ろうよ」
午後の授業が終わり、机の上を片付けた青海くんが振り返る。
「うん、青海くん今日何食べたい?」
「真実が昼休みの時に肉が食べたいって言ってたよ。だからお肉系かなあ」
青海くんと一緒に教室を出る。
「透っ、泉も帰るのか?」
部活に行こうとする真実と会うことができた。
「真実、部活今日も頑張ってね。オレ真実のために気合い入れて晩御飯作るからっ!って言っても水野さんにまだ教えて貰いながらだけどっ★」
青海くんは真実と会えたのが本当に嬉しかったようだ。
ニコニコと真実にじゃれつく青海くんと嬉しそうに青海くんを宥めている真実。
「透、気をつけて帰れよ。なるべく早く帰るから」
……なんだか真実と青海くんの会話はまるで恋人のようだ。
「青海くんそろそろ帰ろうか。買い物にも時間かかるから……」
青海くんに声を掛ける。
「うん、そうだね。じゃあ真実またねっ!」
「2人とも夕方雨降りそうだから気をつけろよ」
真実に見送られて学校を出る。
★
買い物を済ませてスーパーを出る。
空から雷鳴が聞こえてきた。
「……いつの間に……」
青海くんと並んで空を見上げる。
真っ黒な雲がいつの間にかに間近にきていた。
「水野さんオレ荷物持つから、少し急ごう!」
青海くんが買ったばかりのスーパーの荷物を持ってくれ、空いていた手で私の手を取った。
2人で走り始めて5分もしないうちに大粒の雨が空から落ちてきた。
「あとちょっとなのに、水野さん頑張れっ!」
青海くんは私の手をひいてくれたが間に合わなかった。
あっという間にバケツをひっくり返したような雨が降ってきて、2人ともびしょびしょに濡れた。
……そこの角を曲がればすぐ家だっ
「着いたっ!」
家のドアが見えた瞬間、心の底からホッとしていた。
「水野さん大丈夫?」
青海くんが玄関に荷物を置く。
2人からポタポタと雫が落ち玄関を濡らしていく。
「水野さんオレタオル持ってきてあげるからこのまま靴下脱いでお風呂入っておいでよ、風邪ひくよっ!」
そう言いながら青海くんは靴を脱ぐ。
「でもっ、青海くんが……」
……青海くんだって濡れているのに……
そう思ったが、青海くんは優しいからどうあっても私を先にお風呂に入れるだろう。
ならさっさとお風呂を済ませて青海くんと変わった方が良いだろう。
そう思い直して靴を脱ぐ。
青海くんと玄関で別れてお風呂に直行した。
濡れた制服を脱いで下着を脱ぐ。
そのままシャワーを浴びた。
少し熱めのシャワーを浴びて、髪を洗う。
……あったかい……
身体が温まって行くのを感じながら体を洗う。
青海くんと早く代わってあげないと……
「水野さん、タオル持ってきたから置くね」
青海くんの声が脱衣所の外から聞こえてきた。
「青海くんっ、ありが……」
お風呂場の窓の外が光ったと思ったらすぐそばで突然大きな音が鳴った。
ドカーンとまるで何かが爆発したかのような音に身体が反応して思わず頭を抱えてしゃがみ込む。
「きゃああっ……!!」
「うわっ!なんだ雷か!?」
青海くんの驚いたような声を聞いたのが最後だった。
何度も何度も耳をつんざくような雷の音が響く。
耳を塞いで目を閉じる。
昔から雷は嫌いだ。
自然と身体が震えて、怖くてたまらない。
ドキドキと心臓が波打つのが聞こえ、不安でたまらなくなって、我慢ができなかった。
★
「水野さん、家の中だから雷なんて怖くないよ……」
「風邪ひくから髪……拭こう」
雷の音に混じり青海くんの声が聞こえる。
真っ暗で状況はわからなかったが、すぐそばにあった温かいものにしがみつく。
「水野さん、もう大丈夫だよ……」
青海くんの声を聞いていると安心することができた。
暗かったが温かくて、気持ちいい。
その温もりに頬をくっつけて、目を閉じる。
少しづつ、雷の音は遠ざかっていった。
★
「お前ら大丈夫か?泉、起きろって、風邪ひくぞ?」
真実に肩を揺すられて目を覚ます。
目の前には……温かいと思っていたのは青海くんの胸だった。
「んっ……ごめんなさい……わたしねちゃって……」
ぼんやりと身体を起こす。
青海くんが掛けてくれたのかソファーに置いてあった毛布を被って眠っていたようだ。
少しだるいな……目を擦りながら起き上がる。
「みっ!?!?」
目の前にいた青海くんは驚いたように私を見つめていた。
……どうしたんだろう?
「泉、透に見せてないでいいから服着ろよ!」
呆れたような真実の声。
「……?」
なんだろうと思いながら下を見て、ハッとした。
身体に巻いていたタオルがはだけて下に落ちていた。
当然お風呂の途中だったのでタオル以外身に着けているはずもなく……
思わず青海くんを見るとその視線が私の身体に注がれているのに気づいた。
「ごめんなさいっ!!」
慌ててタオルを掴み、胸を隠す。
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