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水野家妻は今日もお疲れっ
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「ただいま~」
玄関のドアが開き、声が聞こえた。
洗い物の手を止めて、タオルで手を拭いて玄関まで迎えに出る。
「おかえりなさい。今日もおつかれさま」
スーツ姿の泉が脱いだ靴を棚にしまっているところだった。
立ち上がった彼女は嬉しそうに持っていた袋を渡してくる。
「透、ただいま。新しいアイス出てたんだよ。ご飯の後で一緒に食べよう?」
そういいながらニコニコ笑う泉はなんとも可愛いいと思った。
「お、良いねえ。今日ちょうど泉が観たがってた映画もテレビでやるし、観ながら食べようか」
頷く泉と分かれてキッチンに向かう。
預かったアイスを冷凍庫にしまい、泉の部屋に向かった。
水野泉…彼女と結婚してそろそろ四年になる。
泉とは中学の終わりに知り合いになって以降ずっと付き合ってきて、大学卒業と同時に結婚した。
正直彼女と結婚できるなんて思っていなかった。
泉の実家は大きな会社を経営していて…正直自分とは全然釣り合っていない…今でもそう思う…。
…それでも泉のことは誰よりも好きな自信はあった。
…泉も…俺のことを好きでいてくれていると思う…。
泉の部屋のドアをノックして中に入る。
ちょうど泉がスーツを脱いでいる所だったので受け取ってハンガーにかけて除菌スプレーをかけてクローゼットにしまう。
「泉…眠くなっちゃう前にお風呂入っちゃう?」
「うん、そうする」
泉にお風呂セットを渡す。
「お風呂の中で寝ないようにね」
ブラウス一枚になって髪を解いた泉はとても綺麗だ。
「…気をつけます…」
そう言った泉の背後に周りそっとその背を抱きしめる。
「…泉…脱がせてあげようか?」
赤くなった泉の頬にキスをする。
「汗臭いから…ダメっ…」
そう言いながら泉が腕の中から逃げて行ってしまう。
…可愛いなあ…
なんだかこっちまで照れくさくなってしまった。
「泉、ゆっくり入っておいで」
泉をお風呂に送り出して、再びキッチンに戻る。
我が家は泉が外に働きに出ている。
俺は…家でできる仕事をしていたのと、なんだかんだ言いながら泉の世話を焼けるのが好きだったので家事をやっている。
この選択は間違ってはいなかったと思うが、泉が毎日疲れて帰ってくるのを見るのは少しツラい。
…せめて泉が毎日快適に、毎日旨いご飯を食べれるようにしてあげようと心がけていた。
★
ふと時計を見る。
…そろそろ泉の様子を見に行った方がいいだろうか?
年末が近いせいか最近仕事が忙しいらしく、泉の帰りも遅かったし疲れているようだ。
…お風呂で寝ちゃってそうだな…
脱衣所の外から泉に声を掛けるが返事はない。
…ドアを開けるとやはり…泉が幸せそうな顔で浴槽に浸かっている。
「泉、こんなところで寝ちゃって…溺れちゃうよ?」
泉を起こしてから着ていた服を脱ぐ。
…この際だ。
一緒に入ってしまおう。
まだ髪を洗っていない泉を座らせて髪を洗う。
優しく頭皮のマッサージもして、さっと背中を洗ってあげる。
泉が後は自分でやると言うのでスポンジを手渡して、自分の髪と身体を洗う。
仲良く身体を洗い終えて一緒に浴槽に浸かった。
泉の背中を抱くようにお湯に浸かる。
…相変わらず細くって、でも綺麗だと思う。
すべすべとした肌に触れているとなんともエッチな気分になってしまうが今日は我慢だ。
今晩はゆっくりさせてあげたいな…。
泉の手を握ってその手をゆっくりマッサージする。
「泉…肩とか痛くない?お風呂上がったら少し揉んであげるよ」
「ん、気持ちいいよ…でも眠くなっちゃう…」
泉が胸に寄りかかって来てまたうとうととしだしたのでお風呂から出ることにした。
玄関のドアが開き、声が聞こえた。
洗い物の手を止めて、タオルで手を拭いて玄関まで迎えに出る。
「おかえりなさい。今日もおつかれさま」
スーツ姿の泉が脱いだ靴を棚にしまっているところだった。
立ち上がった彼女は嬉しそうに持っていた袋を渡してくる。
「透、ただいま。新しいアイス出てたんだよ。ご飯の後で一緒に食べよう?」
そういいながらニコニコ笑う泉はなんとも可愛いいと思った。
「お、良いねえ。今日ちょうど泉が観たがってた映画もテレビでやるし、観ながら食べようか」
頷く泉と分かれてキッチンに向かう。
預かったアイスを冷凍庫にしまい、泉の部屋に向かった。
水野泉…彼女と結婚してそろそろ四年になる。
泉とは中学の終わりに知り合いになって以降ずっと付き合ってきて、大学卒業と同時に結婚した。
正直彼女と結婚できるなんて思っていなかった。
泉の実家は大きな会社を経営していて…正直自分とは全然釣り合っていない…今でもそう思う…。
…それでも泉のことは誰よりも好きな自信はあった。
…泉も…俺のことを好きでいてくれていると思う…。
泉の部屋のドアをノックして中に入る。
ちょうど泉がスーツを脱いでいる所だったので受け取ってハンガーにかけて除菌スプレーをかけてクローゼットにしまう。
「泉…眠くなっちゃう前にお風呂入っちゃう?」
「うん、そうする」
泉にお風呂セットを渡す。
「お風呂の中で寝ないようにね」
ブラウス一枚になって髪を解いた泉はとても綺麗だ。
「…気をつけます…」
そう言った泉の背後に周りそっとその背を抱きしめる。
「…泉…脱がせてあげようか?」
赤くなった泉の頬にキスをする。
「汗臭いから…ダメっ…」
そう言いながら泉が腕の中から逃げて行ってしまう。
…可愛いなあ…
なんだかこっちまで照れくさくなってしまった。
「泉、ゆっくり入っておいで」
泉をお風呂に送り出して、再びキッチンに戻る。
我が家は泉が外に働きに出ている。
俺は…家でできる仕事をしていたのと、なんだかんだ言いながら泉の世話を焼けるのが好きだったので家事をやっている。
この選択は間違ってはいなかったと思うが、泉が毎日疲れて帰ってくるのを見るのは少しツラい。
…せめて泉が毎日快適に、毎日旨いご飯を食べれるようにしてあげようと心がけていた。
★
ふと時計を見る。
…そろそろ泉の様子を見に行った方がいいだろうか?
年末が近いせいか最近仕事が忙しいらしく、泉の帰りも遅かったし疲れているようだ。
…お風呂で寝ちゃってそうだな…
脱衣所の外から泉に声を掛けるが返事はない。
…ドアを開けるとやはり…泉が幸せそうな顔で浴槽に浸かっている。
「泉、こんなところで寝ちゃって…溺れちゃうよ?」
泉を起こしてから着ていた服を脱ぐ。
…この際だ。
一緒に入ってしまおう。
まだ髪を洗っていない泉を座らせて髪を洗う。
優しく頭皮のマッサージもして、さっと背中を洗ってあげる。
泉が後は自分でやると言うのでスポンジを手渡して、自分の髪と身体を洗う。
仲良く身体を洗い終えて一緒に浴槽に浸かった。
泉の背中を抱くようにお湯に浸かる。
…相変わらず細くって、でも綺麗だと思う。
すべすべとした肌に触れているとなんともエッチな気分になってしまうが今日は我慢だ。
今晩はゆっくりさせてあげたいな…。
泉の手を握ってその手をゆっくりマッサージする。
「泉…肩とか痛くない?お風呂上がったら少し揉んであげるよ」
「ん、気持ちいいよ…でも眠くなっちゃう…」
泉が胸に寄りかかって来てまたうとうととしだしたのでお風呂から出ることにした。
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