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ホワイトデーの贈り物っ★

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 「お帰りなさい、お嬢さまっ★」

 あらかじめ泉が帰ってくる時間を聞いていたため、すずしろのダッシュに合わせて玄関に迎えに出る。

 「ただいま……」

 ポカンとしながら泉が固まっている。

 ……おかしかっただろうか?

 泉の反応にどうしたものかと困ってしまう。

 「あの、変かな??」

 真実がこの格好をすれば泉は喜ぶだろうと聞いたので真実にそれらしい服を借りたのだが……。

 「ごめん、やっぱり脱いでくるっ!」

 恥ずかしくなり部屋に戻ろうとすると泉に抱きつかれる。

 「透、全然変じゃないよ?凄く素敵、かっこ良すぎるっ!一緒に写真撮ってもいい!?」

 泉が慌てたように携帯電話を取り出した。

 「そ、喜んでくれたんなら良かったよ」

 興奮しきった泉と写真を撮って、とりあえず泉を着替えさせる。

 スーツを脱がせている間も、着替えを用意している間も泉は喜んでくれていた。

 「ねえ透……お願いがあるんだけど」

 泉が赤い顔でそばに来る。

 「ん?どうしたの?」

 「あの……もう一回抱きついてもいい?」

 そんな可愛いことを言い出す。

 「もちろん良いよ、おいでっ」

 抱きついてきた泉をきつく抱きしめる。

 「えへへっ幸せすぎるっ」

 若干泉が人格崩壊していたが喜んでくれていてよかった。

 ホッとしながら泉とお風呂に入り、泉のリクエストに応えてまたあの執事服に着替えた。

 …泉ってば案外こういうの好きなんだな。

 思えば泉はエプロン姿も好きなようで、わざわざオレ用のエプロンも泉が用意してくれたものだった。

 夕飯を出す間も泉は時間を惜しむように写真を撮っていたが……。

 ニコニコしながらビーフシチューを食べている泉を眺める。

 少し格好を変えただけでこんなに喜んでくれるなら……まあいいか。

 

 夕食を食べ終え、そろそろプレゼントを渡そうとしていたら泉が何かを思い出したように部屋に入って行った。

 「浅川さんが透と楽しんでってくれたんだけど、何だろうね」

 泉がそう言いながら紙袋を持ってくる。

 「浅川さんが?何だろうね?」

 若干嫌な予感もしたが、紙袋を覗き込む。

 ……!!

 「ん?レース?」

 泉が不思議そうな顔で取り出したのはレースの下着だった。

 真っ白な総レースの下着……コレはっ!!

 「あれっ、浅川さん自分のと間違えたのかなっ」

 慌てたように泉が紙袋に戻そうとする。

 ……いや、それは間違いなく泉のサイズだ!!浅川さんありがとうございます!!

 そっと泉の手を掴む。

 「泉…それ着てみてよ。ねっ?」

 「ええっ、でもこんなの……恥ずかしいよ」

 泉が真っ赤になる。

 「オレだって恥ずかしかったけど着たでしょ?泉ってばあんなに写真まで撮ってさ……」

 ワザと恥じらってみせると泉はたじたじしながらも分かったと言って部屋に戻っていく。

 すっごく楽しみだ!!!

 恐らくあのデザインだと……。

 妄想が膨らんでいく。


 
 「透……どう?」

 恥じらうように泉がリビングに戻ってくる。

 胸と下半身をさりげなく手で隠しているところを見るとやっぱりっ!!!

 「泉……全部見せて?」

 泉の手を握って身体が隠せないようにする。

 「んっ、恥ずかしいよ」

 泉は下を向いてしまうが……。

 全身レースのせいか全然隠れていない。

 可愛らしいおっぱいも、ピンク色の乳首も透けてしまっている。

 おまけにパンティーは……。

 「このまま挿れられちゃうんだね」

 そっと泉のそこに触れる。

 「あっんんっ!!」

 泉は体を揺らす。

 

 このままだと日を跨いじゃいそうだな。

 そう思い、泉を椅子に座らせる。

 「泉…いつもありがとう」

 そっと泉の首筋に触れる。

 「んっ、くすぐったいよ……」

 泉の首にネックレスをつけてあげる。

 うん、やっぱり泉にはシルバーよりゴールドの方が似合うな。

 きらりと泉の首筋に光った猫を象ったネックレス。

 そのまま泉の首筋にキスをした。 

 





 泉が格好を変えたらすごく喜んでくれた気持ちが良く分かった。

 泉が昨日身につけてくれたレースの下着を大事に干す。

 すごく興奮したし、お互い楽しめたと思う。

 泉は服を着たままされたがっていたので執事服のままエッチをした。

 昨日の泉の喘ぐ声が未だに耳に残っている。

 コレからはああいうのも悪くないよな……。

 そう思いながら風に揺れる泉の下着をそっとタオルで囲う。

 今度は泉と一緒に新しい下着を買いに行きたいなあ……。

 泉は何を着せても似合うだろう。

 なんとなく楽しくなって空を見上げた。

 空気は乾燥して風は冷たいがいい天気だ。

 
 






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