この世界の理想郷の作り方

大聖女のカレンデュラの守りの力があったからこそ国が保たれていたのだが、それを理解している聖女としていない者たちにより、日常が大きく変わっていくことになる。

最年少で聖女となったソニアには、ギリギリ聖女となった義姉のシレネほど嫌な女は居ないと思っていた。

だが、ソニアの婚約者だったブルガリス王子と破棄するきっかけを作ってくれた。そればかりか、2人はすぐに婚約して、王子が王太子となってから結婚して、シレネが王太子妃となっていく。

その後、国が滅びることになっても、最後まで残った。そういったことを全部引き受けてくれたのだと考えると尊い犠牲であり、理想郷を作るには、必要だったのではないだろうか。

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