付き合っていないのに噂を訂正するのが下手なせいで、家族公認で幼なじみと付き合うことになり、動物たちのおかげで更に深まって見えるようです


目ざといがゆえに決定的瞬間に出くわすことの多い、高校生の望月ハルカ。

夢中になりすぎて、ドジることも多いが、家族や幼なじみの日向コウキは、それすらまるっと受け止めてくれて、責めることはない。ないのだが、気まずいのは変わらない。

そんなハルカが、コウキとの仲を周りが誤解したのを訂正しようとすればするほど、おかしな方向に行くのに疲れてしまい、更にはお互いの家族が付き合い始めたと思い込んで喜ぶさまを見て、誤解を本当にしようと頑張ることもなく、動物たちのおかげで更に深まって見えてしまう。

こうして、本人たちの知らぬ間に外堀通りが埋まっていく。

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