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監禁
どれだけ策士なんだ
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「シャルル様、お茶のおかわりいる?」
「あ、あぁ、そうだな、お願いするよ」
射精出来ないことで、日中も集中力がガタ落ちしている。今日が仕事休みで良かった。ただそのせいで昼間から屋敷でアルフィと2人きり。テラスで対面しお茶を飲んでいるだけだが、さっきからずっとそわそわして落ち着かない。
「あ!そうだ!良いよ、俺が淹れよう」
「そう?じゃあお願いするね」
ぶかぶかのワイシャツ1枚だけのミニスカ状態で、ぎりぎりパンツが見えないような際どい格好をしているアルフィ。洗濯中だから貸してと言われた時はなにも考えていなかったが、この世界で彼シャツを使いこなすとは、どれだけ策士なんだ。
「ふふ、シャルル様の匂いがする」
お茶を淹れて帰ってきた時、嬉しそうにシャツの匂いを嗅いでいる所を見ただけで、正直もう完全に勃っている。
「シャルル様、大丈夫?我慢出来そう?無理なら言ってね?」
「な、なにを馬鹿な。俺は全く問題ないぞ」
透けている。薄らと乳首が見える。
「ふふ」
アルフィが俺を見て笑う。慌てて視線を外すが、きっと何処を見ていたのかバレてしまっただろう。大人として恥ずかしい。
「ち、違うんだ。昨日からその、出してないからな。いつもはこうじゃ」
言い訳しようと前を向くと、アルフィが自分の指を舐めている。しばらくそれをジッと見ていたが、自分の口が開いていることに気付いて佇まいを直す。
「あ、ふぅ」
そして再び視線をアルフィに移すと、濡れた指で自分の乳首を刺激していた。しかも甘い声を出しながら。
「あ、はぁ、んっ。んふ、透けちゃった?」
唾液で濡れたワイシャツは肌に張り付いて、アルフィの可愛いピンク色がはっきりと見える。俺はしばらくして凝視していたことに気付き、頭を振った。
「そ、そうだ。アルフィはバークフォードでどんな仕事をしていたんだ?兄の子爵殿の手伝いと聞いていたが」
関係ない話で誤魔化そう。
「え?えっと、仕事?」
おや、今度は急にアルフィの様子がおかしくなった。それよりもじもじしながら乳首透けてるのって凄くないか?
「あれ、かな?情報収集」
「おお、なんか凄いな。スパイみたいな?」
アルフィがスパイなら今まさに情報が漏洩し続けているぞ、俺。漏洩した情報分しっかりアルフィの乳首を凝視しよう。情報代だ、情報代。
「バークフォードは凄く大きいんだよ」
「そうだな、大都会らしいな」
行ったことは無いが、王国でも王都に続く大都市と云われている。アルフィの父上である侯爵閣下はバークフォード周辺の広大な領地を統治していて、アルフィの兄上である子爵殿が件の大都市バークフォードを治めている。そして三男であるアルフィは今ここで乳首を透かせているわけだ。
「さぞ情報収集も大変だろう」
「ま、まあねえ」
この街程度の大きさならば、裏路地の奥まで俺の目は届く。なんなら俺はこの街のごろつき共とも付き合いがあるぐらいだ。大っぴらには言えない仕事を任せて日銭を与え、下手に暴れないようにコントロールしている。
だが大都市ではそうもいくまい。子爵殿は信頼のおける身内のアルフィに情報収集を任せているというわけか。ああくそ!シャツが乾いて乳首が見えなくなってきた!
「凄いな。そんな大きな街の情報をどうやって?」
「え、えっと。基本的には、街の人と仲良くする感じですかね」
「ああそうだな、基本中の基本だ。その街の民と共に過ごさねば本質は見えない」
「あ!あとそう!僕の街には困った暴れん坊が居てね。そいつの制御は僕の仕事だよ!まあ最近は関わりたくなくて結構避けてたけど」
「なるほどな」
やはりどこの街にも光があれば影があるというわけだ。貴族、領主というものは、正しければ良いというものでもない。時には清濁併せ呑む度量が必要だ。まあ酒と同じで呑み過ぎると毒になるので、特に物語という呪縛がある俺にとっては注意が必要だが。
ふっ。光と影、か。そうだな、濡れたシャツに引っ付いて透ける乳首があるとすれば、隠れてしまったが薄らと見える乳首もある。失われたものを嘆くより、今ある幸せを享受するべきだ。薄ら見える乳首を見ながら、さっき見ていたピンク色の可愛い乳首を想像して2倍楽しんでやる!
「俺も毎日似たような仕事をしてるよ。だがそうだな。先日の話を蒸し返すわけじゃないが、そんな重要な仕事をしていたアルフィが居なくなってバークフォードは大丈夫なのか?」
「あはは、あそこは兄さんが居ればどうにでもなるよ。あはは」
何故かさっきからアルフィの笑顔が硬いが、それはそれで硬可愛いので問題ない。自分で触って少し硬くなった乳首が可愛いのと完全に同じ現象である。
「なるほど子爵殿は優秀なんだな」
今の俺は絶対会いたく無いが、辺境の貧乏伯爵としては一度お目に掛かりたいところではあるな。まあそれよりあの乳首にもう一度お会いしたいが。
「そうだ、そろそろアルフィの服乾いたんじゃないか?」
「えぇ?シャルル様の服がいいなぁ」
指摘されるまでもなく、今まさに現在絶賛ニヤけ中である。こんなんで勝負に勝てるのか?はは、勝負とは楽しんだ方の勝ちなのだ!
「あ、あぁ、そうだな、お願いするよ」
射精出来ないことで、日中も集中力がガタ落ちしている。今日が仕事休みで良かった。ただそのせいで昼間から屋敷でアルフィと2人きり。テラスで対面しお茶を飲んでいるだけだが、さっきからずっとそわそわして落ち着かない。
「あ!そうだ!良いよ、俺が淹れよう」
「そう?じゃあお願いするね」
ぶかぶかのワイシャツ1枚だけのミニスカ状態で、ぎりぎりパンツが見えないような際どい格好をしているアルフィ。洗濯中だから貸してと言われた時はなにも考えていなかったが、この世界で彼シャツを使いこなすとは、どれだけ策士なんだ。
「ふふ、シャルル様の匂いがする」
お茶を淹れて帰ってきた時、嬉しそうにシャツの匂いを嗅いでいる所を見ただけで、正直もう完全に勃っている。
「シャルル様、大丈夫?我慢出来そう?無理なら言ってね?」
「な、なにを馬鹿な。俺は全く問題ないぞ」
透けている。薄らと乳首が見える。
「ふふ」
アルフィが俺を見て笑う。慌てて視線を外すが、きっと何処を見ていたのかバレてしまっただろう。大人として恥ずかしい。
「ち、違うんだ。昨日からその、出してないからな。いつもはこうじゃ」
言い訳しようと前を向くと、アルフィが自分の指を舐めている。しばらくそれをジッと見ていたが、自分の口が開いていることに気付いて佇まいを直す。
「あ、ふぅ」
そして再び視線をアルフィに移すと、濡れた指で自分の乳首を刺激していた。しかも甘い声を出しながら。
「あ、はぁ、んっ。んふ、透けちゃった?」
唾液で濡れたワイシャツは肌に張り付いて、アルフィの可愛いピンク色がはっきりと見える。俺はしばらくして凝視していたことに気付き、頭を振った。
「そ、そうだ。アルフィはバークフォードでどんな仕事をしていたんだ?兄の子爵殿の手伝いと聞いていたが」
関係ない話で誤魔化そう。
「え?えっと、仕事?」
おや、今度は急にアルフィの様子がおかしくなった。それよりもじもじしながら乳首透けてるのって凄くないか?
「あれ、かな?情報収集」
「おお、なんか凄いな。スパイみたいな?」
アルフィがスパイなら今まさに情報が漏洩し続けているぞ、俺。漏洩した情報分しっかりアルフィの乳首を凝視しよう。情報代だ、情報代。
「バークフォードは凄く大きいんだよ」
「そうだな、大都会らしいな」
行ったことは無いが、王国でも王都に続く大都市と云われている。アルフィの父上である侯爵閣下はバークフォード周辺の広大な領地を統治していて、アルフィの兄上である子爵殿が件の大都市バークフォードを治めている。そして三男であるアルフィは今ここで乳首を透かせているわけだ。
「さぞ情報収集も大変だろう」
「ま、まあねえ」
この街程度の大きさならば、裏路地の奥まで俺の目は届く。なんなら俺はこの街のごろつき共とも付き合いがあるぐらいだ。大っぴらには言えない仕事を任せて日銭を与え、下手に暴れないようにコントロールしている。
だが大都市ではそうもいくまい。子爵殿は信頼のおける身内のアルフィに情報収集を任せているというわけか。ああくそ!シャツが乾いて乳首が見えなくなってきた!
「凄いな。そんな大きな街の情報をどうやって?」
「え、えっと。基本的には、街の人と仲良くする感じですかね」
「ああそうだな、基本中の基本だ。その街の民と共に過ごさねば本質は見えない」
「あ!あとそう!僕の街には困った暴れん坊が居てね。そいつの制御は僕の仕事だよ!まあ最近は関わりたくなくて結構避けてたけど」
「なるほどな」
やはりどこの街にも光があれば影があるというわけだ。貴族、領主というものは、正しければ良いというものでもない。時には清濁併せ呑む度量が必要だ。まあ酒と同じで呑み過ぎると毒になるので、特に物語という呪縛がある俺にとっては注意が必要だが。
ふっ。光と影、か。そうだな、濡れたシャツに引っ付いて透ける乳首があるとすれば、隠れてしまったが薄らと見える乳首もある。失われたものを嘆くより、今ある幸せを享受するべきだ。薄ら見える乳首を見ながら、さっき見ていたピンク色の可愛い乳首を想像して2倍楽しんでやる!
「俺も毎日似たような仕事をしてるよ。だがそうだな。先日の話を蒸し返すわけじゃないが、そんな重要な仕事をしていたアルフィが居なくなってバークフォードは大丈夫なのか?」
「あはは、あそこは兄さんが居ればどうにでもなるよ。あはは」
何故かさっきからアルフィの笑顔が硬いが、それはそれで硬可愛いので問題ない。自分で触って少し硬くなった乳首が可愛いのと完全に同じ現象である。
「なるほど子爵殿は優秀なんだな」
今の俺は絶対会いたく無いが、辺境の貧乏伯爵としては一度お目に掛かりたいところではあるな。まあそれよりあの乳首にもう一度お会いしたいが。
「そうだ、そろそろアルフィの服乾いたんじゃないか?」
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