夜かかる魔法について

【縦書き読み推奨】都内のゲイ向け男性用風俗(売り専)で働く響希と翔宇。二人は中学時代からの親友だったが、当時からずっと、響希は翔宇に対して親友以上の気持ちを抱いていた。
想いを伝えられないのは、二人とも攻め気質──いわゆる「タチ」だったからだ。
ある日他店のボーイである零と翔宇との三人で遊びのセックスをした帰りに、響希は翔宇から「零のことが好きだ」と告げられてしまう。
響希はショックを受けながらも、「今まで通り翔宇が傍にいてくれればいい」と思い込もうとするが……
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