光と音を失った貴公子が望んだのは、醜いと厭われた私の声でした。
婚約破棄された伯爵令嬢アマリアは、王宮侍女として出仕するものの、目立つ容姿の為に馴染めずにいた。
一方、大陸一の貴公子と名高い王弟令息ランドールは、他国王女の求婚を拒んだ為、襲撃され、視力と聴力を失ってしまう。
彼の限られた聴域で聞き取れるのは、「低くて聞き苦しい」と元婚約者に疎まれたアマリアの声だけだった――…。
一方、大陸一の貴公子と名高い王弟令息ランドールは、他国王女の求婚を拒んだ為、襲撃され、視力と聴力を失ってしまう。
彼の限られた聴域で聞き取れるのは、「低くて聞き苦しい」と元婚約者に疎まれたアマリアの声だけだった――…。
あなたにおすすめの小説
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
【完結】王子は聖女と結婚するらしい。私が聖女であることは一生知らないままで
雪野原よる
恋愛
「聖女と結婚するんだ」──私の婚約者だった王子は、そう言って私を追い払った。でも、その「聖女」、私のことなのだけど。
※王国は滅びます。
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
さようならの定型文~身勝手なあなたへ
宵森みなと
恋愛
「好きな女がいる。君とは“白い結婚”を——」
――それは、夢にまで見た結婚式の初夜。
額に誓いのキスを受けた“その夜”、彼はそう言った。
涙すら出なかった。
なぜなら私は、その直前に“前世の記憶”を思い出したから。
……よりによって、元・男の人生を。
夫には白い結婚宣言、恋も砕け、初夜で絶望と救済で、目覚めたのは皮肉にも、“現実”と“前世”の自分だった。
「さようなら」
だって、もう誰かに振り回されるなんて嫌。
慰謝料もらって悠々自適なシングルライフ。
別居、自立して、左団扇の人生送ってみせますわ。
だけど元・夫も、従兄も、世間も――私を放ってはくれないみたい?
「……何それ、私の人生、まだ波乱あるの?」
はい、あります。盛りだくさんで。
元・男、今・女。
“白い結婚からの離縁”から始まる、人生劇場ここに開幕。
-----『白い結婚の行方』シリーズ -----
『白い結婚の行方』の物語が始まる、前のお話です。
婚姻無効になったので新しい人生始めます
Na20
恋愛
旧題:婚姻無効になったので新しい人生始めます~前世の記憶を思い出して家を出たら、愛も仕事も手に入れて幸せになりました~
セレーナは嫁いで三年が経ってもいまだに旦那様と使用人達に受け入れられないでいた。
そんな時頭をぶつけたことで前世の記憶を思い出し、家を出ていくことを決意する。
「…そうだ、この結婚はなかったことにしよう」
2025年10月24日(金)
レジーナブックス様より発売決定!
【完結】悪役令嬢はご病弱!溺愛されても断罪後は引き篭もりますわよ?
鏑木 うりこ
恋愛
アリシアは6歳でどハマりした乙女ゲームの悪役令嬢になったことに気がついた。
楽しみながらゆるっと断罪、ゆるっと領地で引き篭もりを目標に邁進するも一家揃って病弱設定だった。
皆、寝込んでるから入学式も来れなかったんだー納得!
ゲームの裏設定に一々納得しながら進んで行くも攻略対象者が仲間になりたそうにこちらを見ている……。
聖女はあちらでしてよ!皆様!
実は家事万能な伯爵令嬢、婚約破棄されても全く問題ありません ~追放された先で洗濯した男は、伝説の天使様でした~
空色蜻蛉
恋愛
「令嬢であるお前は、身の周りのことは従者なしに何もできまい」
氷薔薇姫の異名で知られるネーヴェは、王子に婚約破棄され、辺境の地モンタルチーノに追放された。
「私が何も出来ない箱入り娘だと、勘違いしているのね。私から見れば、聖女様の方がよっぽど箱入りだけど」
ネーヴェは自分で屋敷を掃除したり美味しい料理を作ったり、自由な生活を満喫する。
成り行きで、葡萄畑作りで泥だらけになっている男と仲良くなるが、実は彼の正体は伝説の・・であった。
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
拝見していてとても面白く一気に読んでしまいました!
現在、連載されている作品も追いかけておりますが、
是非、こちらの作品の番外編も読んでみたいです。
これからも応援しております!
とても楽しく、最後まで一気読みしました。
また番外編などで新婚旅行とかあると嬉しいです😊
これからも応援しています。
完結おめでとうございます!
初投稿失礼します!
毎日、ひっそりとこの作品を楽しみにしておりました。沢山、そういう展開か!!と驚きもありとても面白かったです。
ありがとうございました!
ため息……満足……お腹いっぱい!!
素晴らしい!
めちゃくちゃ面白かった!
素敵なお話でした!
完結お疲れ様でした!
欲が出ました……ごめんなさい……番外編………読みたいです……(^o^ゞ
完結おめでとうございます。
執筆&投稿お疲れ様でした。毎日の更新がとても楽しみでした。宝石のように素敵な物語をありがとうございました。
次回作も楽しみにしています。
祝完結!
毎日お昼が楽しみでした。
明日から寂しくなります。
丁寧な表現で綴られる物語に夢中でした。
とてもとても面白いお話をありがとうございました。
後日談、期待してます!
面白かった!
ラブラブな2人、末永くお幸せにー!
わー! ENDマークが付いてしまいましたね
万事片付いてお城に入ってひと段落。
お疲れ様でした
でも結婚はまだまだ先のこと
外伝、後日談があるかなー(期待の眼差し)
ああ良かったぁぁぁ〜!!!
ランドールもアレクシスもグッジョブ!!
デレクがアーホー🌀流石に公文書偽造は…家族も知らないって💦
ランドール!今度はアマリアのこと守ってー( >д<)元婚約者くん、、逃がした魚が大きすぎww
まさかの公文書偽造
これはやっちまったなあ
うわぁー邪魔者がまた出てきた…アマリアを守って><
というか邪魔者はサクッと消えて欲しい……
うっ
最新話を拝読して心が揺さぶられました
素晴らしいお話です
主従の絆、親子愛、兄弟愛、夫婦愛…色々な愛の形の物語ですね
事情を知る王家はアマリアを粗略に扱ったりしないでしょうが、
侍女や城に出入りする令嬢や野郎からもしっかりガードしないとですね
(結婚して)人妻になっても安心はできませんよ
影(隠密)でも付けましょうか
気配を消して少し離れたところから護衛したり
あるいは戦闘メイドを常にお側に置いたり
とうとう侍従が喋ることができるようになって、あのアンジェリカ王女に探りが入り、チートス国のほうも色んなことが動きそうでドキドキの展開ですね
目が離せません…!
夜会が今から楽しみすぎます✨…エルダがやらかして夜会をぶっ壊さないか密かに心配で💦もしやらかしたら国内には嫁げませんよ💢と洗脳しておきたい🙏
夜会が楽しみー✨
ランドールと並んだら、周囲は息を呑むんだろうなぁ。
きっと大人っぽい、とても素敵なドレスに違いない!リアルで見てみたいです。
甥の恋愛事情で博打する、ちょいワル親父sといったところでしょうか
エイダが荒れるなぁ
母親や乳母あたりからそれとなく血の近い二人の結婚には難があると匂わせるべきでしたね
国王陛下と宰相様が素敵な方で本当に良かった!
とても引き込まれるお話です
文章の表現もとても美しく、分量もたっぷりあって大満足です。続きが楽しみ!
せっかく文章は整っているのに場面転換が前触れがなく脳内が一瞬バラついてしまうのがすごくもったいない。
せっかく気持ちよく整頓された文章なのだから場面転換や視点移動にもう少し行間や印などがあればずっと気持ちよく読めるのではないかなと感じました。
アマリアの声について、読み初めは私もチョコプリンさんと同じ感想を持っていました。
声変わり前の年齢の子供の声は男子女子変わらず「ソプラノ」なので。
でもって、
アマリアの「少年の声」は声変わりしたばかりの少年のアルト声なんだろうな、と思っています。
単に「少年の声」だと声変わり前のボーイソプラノも含まれるので、「声変わりしたばかりの少年の声」とかであればアマリアの声質がはっきりするのでは、と思います。
事件が秘密でなければ、城勤めの男全員の声を聞いて適合者を探したのでしょうね。騎士団の新兵あたりにいるかどうか?
や〜ん!アマリアの出自が気になるーー!続きが楽しみです〜(゚∀゚)
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。