【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?

アノマロカリス

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本編

第十六話 ファステス王子 詰めが甘い…

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 「やはり王族たるとも、御先祖様と聖女の名前くらいは覚えておかないとダメだよな!」

 ピエスの話だと南の区画まで行ける扉は全部で10箇所存在するという。

 それぞれがこの国に関わる大事な事が問題とされている為に、知識が入っていないと通れない様になっているという。

 ファステス王子は一応全ての扉の問題をピエスに聞いたのだが…?

 ピエスはこの国に関わる事…位で問題内容は覚えていなかった。

 そもそも南の区画に行く用事もないという話だった。

 「良し! 一応教本も持っているし…今日こそマーテルリアに会いに行ってやる‼︎」

 …と意気込んではいるが、果たして…?

 早速、ファステス王子は西の区画から最初の扉に辿り着いた。

 【問題! ゼーヴェンス王国の初代国王の名前を入力せよ!】

 「初代国王は、アリオリハベリイマソガーリ…っと。」

 ファステスは正解し最初の扉を抜けた。

 そして長い距離を歩いてから2つ目の扉に到着した。

 【初代聖女の名前を入力せよ!】

 「初代聖女の名前は、サヤコ・アンマミーヤ」

 これも正解し、扉が開いて次の扉に向かった。

 ファステスは一応もしもの事を考えて、歴史書という教本(カンニング)を携えていた。

 だから、全ての問題は楽勝だと思っていた。

 そう…第三の扉が謎々でなければ?

 【問題! 朝は四本足、昼は二本足、夜は三本足という生き物を答えよ!】

 「は? 全て国に関わる歴史から出題されている訳じゃ無かったのか⁉︎」

 ファステス王子は教本のページを捲ってみた…が、そんな問題は全く書かれてはいなかった。

 普通の者なら簡単に答えられる問題なのだが、碌に勉強をして来なかったファステス王子に分かるわけもなく…?

 様々な珍回答を入力しては外して行き…ファステス王子は元の道を戻って部屋に帰って行った。

 そしてピエスに答えを聞こうとしたが、ピエスは簡単に口を割る訳もなく…

 「その問題は、生物学に関わる書物に記されております。」

 …とだけしか教えては貰えずに、次は生物学を学ぶ事になってしまったのだった。

 ファステス王子はまだ2つの問題しか解いてはいない。

 10個解くまでに後何日掛かるのだろうか?

 
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