雪の国小説一覧

1
1
絵本 完結 ショートショート
誰も知らない、誰も行けない、そんな場所に一年中雪が降り続ける国がありました。 国の人口は少なく、国と言っても村程度の大きさでした。 氷の海に囲まれたこの国には、ある風習がありました。 それは、10年毎の年明け前に、氷の海にいる怪物に生贄を捧げるのです。 生贄は、10歳の子供。 怪物は国を支配しているので、生贄を捧げることで1年間みんなが安全に暮らせるように始まったのです。 そしてこの年、生贄に選ばれたのは貧しい家の一人娘、エミー。 エミーは活発な子で、とても元気な子供でした。 しかし国の王様が決めたことなので、エミーのお父さんとお母さんは泣く泣くエミーを生贄に捧げました。
24h.ポイント 0pt
小説 183,883 位 / 183,883件 絵本 804 位 / 804件
文字数 2,037 最終更新日 2021.10.13 登録日 2021.10.13
1