山田家の奈緒子さん――38歳の清楚で真面目な人妻。
彼女が膝をついておやつを差し出すとき、白いブラウスの胸元から透ける淡いピンクのネグリジェと、小さく形の良い胸のふくらみが、少年の視線を釘付けにした。
下着をそっと顔に押し当て、甘酸っぱい女性の匂いに震えたあの夏。
罪悪感など微塵もなく、欲求はエスカレートしていった。
今、あの頃の記憶が、現実の隣の部屋に現れた女性の姿と重なり始める。
正樹は知っていた。この夏は、ただの夏では終わらないことを。
文字数 5,247
最終更新日 2026.04.14
登録日 2026.04.14