箏曲小説一覧

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 不慮の事故で姉を亡くして以来、前向きに 自分の人生を生きられなかった古都里。三回 忌の法要を終えた帰り道、ふと懐かしさに導 かれ足を運んだ箏曲の定期演奏会で、会の主 催者であり、大師範の村雨右京と出会う。魅 惑的な雰囲気の漂う彼に、箏のお稽古を見学 しに来るよう諭された古都里は、悩みながら も彼の家へ。そこでほんのひと時、大好きな 箏の音に触れ心が揺らぐも入会を決めること が出来ず、曖昧な返事をして帰ってしまう。 しかし、忘れ物に気付き取りに戻った先で、 思いがけず彼の正体が「あやかし狐」だと 知ってしまった古都里は、そのまま住み込み で働きながら箏曲を習うこととなり……。  ありのままの自分を受け入れながら、異類 との出会いに大切な想いを見つけてゆく純愛 あやかしファンタジー。 ※毎日更新。二〇二二年十二月完結予定。 カメ更新となりますが、お付き合いいただ けると嬉しいです。 ・この物語はフィクションです。 ・表紙画像、及び作中の画像はフリー画像 サイト、pixabayからお借りしています。 ・箏曲の譜面の歌詞を一部載せていますが、 著作権は消滅しています。 ・文中に「弦」と「絃」の表記の違いが ありますが、旧字と新字の違いでどちらも 誤りではありません。 <参考文献> ・日本の妖怪 謎と不思議 ヴィジュアル版 謎シリーズ GAKKN ・知識ゼロからの妖怪入門  小松和彦(著)柴田ゆう(画)幻冬舎 ・もののけの正体  怪談はこうして生まれた  原田 実(著) 新潮社 ・日本異類図典 朝里 樹(監修)GB ・宮城道夫小曲集 筝曲楽譜 大日本家庭音楽会 ・命には続きがある 矢作 直樹(著)PHP文庫
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文字数 131,513 最終更新日 2023.01.15 登録日 2022.10.04
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