元カノに「弟と一緒に暮らしてほしい」と頼まれ、半年限定で同居を始めた篠原聡と三浦蒼。
気まずいはずの関係は、次第に穏やかな日常へと変わっていく。
不器用で優しい聡と、まっすぐで少し甘えたがりな蒼。
生活の中の小さな出来事――食卓、寝起き、待つ夜――がふたりの距離を少しずつ縮めていった。
期限が近づく不安や、蒼の「終わりたくない」という気持ちに、聡もまた気づかないふりができなくなる。
二人の穏やかな日常がお互いの存在を大きくしていく。
“元カノの弟”から“かけがえのない恋人”へ――
文字数 45,003
最終更新日 2025.10.28
登録日 2025.10.17