病死小説(外部サイト)一覧

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SF 完結 短編
人間の“魂”や意識は、肉体とは別に存在しています。 自分が生まれた時の記憶がある人が、私以外にも存在しているのではないでしょうか。 私には異母兄がいたが、事情で一緒に暮らしていなかった。 おり悪く遠方に嫁いでいた私には、 肝硬変が悪化してしまっている母の異変に気がつかなかった。 おそらく私は何度も同じ両親のもとに生まれている。 そして、何度も母の葬式をしてきたに違いない。 だから今度こそ、母を死なせてなるものかと思った。 今私は、次にまた同じ母から生まれたら 良い選択ができるように導き、幸せな人生を おくらせてあげたいと願っている。 私は母の人生を変えてあげたかったから、必死に訴えようとしたのだ。 人は死んでも終わりではないんだと。 私は両親を幸せにするために、禁忌となる道を選ばせたくはない。 だから、おそらく、また、そのときがきたら、 両親が結婚しており私が生まれる未来であったら 間違いなく母にすべてを話し、幸せな未来を生きてほしいだろう。(この動画を亡き両親に捧げます)
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登録日 2020.04.16
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