職人 小説(外部サイト)一覧
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私に似合う武器は
私は幼馴染であるクラウス兄ちゃんとの婚約を破棄した。勇者になるっていうなら仕方ないよね! でも兄ちゃんの方は気にしてしまっているらしい。別にいいのに……。なんだかんだで無事婚約破棄書にサインももらえたし、後は頼まれていたお土産を買って帰るだけ。まず初めに入ったのは目についた鍛冶屋だ。父ちゃんからのリクエストに応えるべく入ったのだが、そこに並んでいた武器はどれも目を奪われる一級品。ついつい父ちゃんのものよりも自分の相棒探しに熱中してしまった。けれどようやく見つけたその武器をカウンターへと持って行った私に放たれた言葉は衝撃的なものだった。
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継ぎ跡の修繕士 ~勇者に追放されたF級職人、辺境で壊れた町を直す~
「お前の修理が下手だから、剣が欠けるんだ」
鑑定はF級。スキル【繕い】でつないだ物には、消えない銀の継ぎ目が残る。見栄えが悪いと笑われ、勇者パーティの修繕係ギドは、王都工房組合の「新品保証」に置き換えられて追放された。
行き先は、三年前の求人票が貼られたままの辺境の町トルン。
着いた夕暮れ、町の男たちは、閂の折れた門を背中で押さえていた。
刃の欠け方で、振る人の癖が分かる。金具のゆるみで、合わない部品が分かる。
壊れ方を読む修繕士が、使い捨てにされてきた町を、一つずつ直していく。
——そのころ王都では、勇者の新品の剣が、根元から折れた。
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