第9回歴史・時代小説大賞小説(外部サイト)一覧
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蟠竜飛騰(ばんりゅうひとう)――、その意味は、地上にうずくまって力を蓄えていた竜が、天に向かって飛び立っていくという。
坂本龍馬――、彼の子供時代は泣き虫で弱虫であった。
「おまんは龍の子」と信じる姉・乙女にしごかれて、少年・龍馬は成長する。
ときに嘉永六年、浦賀沖に現れた米国艦隊四隻が、日本を二百年の眠りから覚ます。
同時に、青年となった龍馬の運命も変わっていくのであった。
登録日 2024.05.15
※エブリスタからマルチ投稿
水野忠邦と土井利位の不思議な関係
弘化元年《こうかがんねん》(1844年) 冬
冬の寒さで冷え込む江戸城。
登城《とうじょう》を果たした幕臣たちは、身分に応じて割り振られた詰所《つめしょ》に入るのだが、一人だけその列から離れ、入側《いちがわ》から濡縁《ぬれえん》に立ち、曇り空を見あげている男がいた。
男の名は水野忠邦《みずのただくに》。病に倒れた水野は、とある男と自分の人生を比較する。
自分とはなにもかも正反対の男、土井利位《どいとしつら》。
雪華《せっか》を愛するこの男は、天が雪を降らす限り、決して絶望することはない。
参考引用文献
天保の雪
著:市原麻里子
天保図録
著:松本清張
人物叢書 水野忠邦
著:北島正元
水野忠邦
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E9%87%8E%E5%BF%A0%E9%82%A6
土井利位
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%9F%E4%BA%95%E5%88%A9%E4%BD%8D
登録日 2024.05.27
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