オネエ受け 小説一覧
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中学二年の夏、同級生の男子に告白して「まじキモい」と拒絶された日から、宇佐見聡は完璧な男を演じ続けてきた。朝五時半に起床、ジョギング五キロ、ネクタイの結び目は一ミリもずれない。出版社の営業マンとして数字を積み上げ、誰にも隙を見せない鎧の中に、自分を殺して十三年。
彼女にバーで振られた夜、隣に座ったのは髭面のオネエだった。
熊谷大輔、三十七歳。体格のいい編集者で、オネエ言葉で毒を吐き、初対面の男にキスマークを見せてくる図太い神経の持ち主――のはずだった。酔った勢いで一夜を共にし、二度と会わないと決めた二日後、熊谷は宇佐見の会社に転職してくる。
身体の関係が始まり、名前のない半同棲が続く中、宇佐見は気づいていく。オネエ言葉という鎧の内側で、この男もまた「怖くてたまらない」のだと。
「抱きたいときに、抱かれるから」
そう笑った熊谷の手は、震えていた。
好きだと言えない男と、好きだと言われたい男。完璧な鎧と、オネエ言葉という鎧。隠し方が真逆なだけの二人が、不器用にぶつかり合いながら、互いの鎧を壊していく物語。
※『最低な大人の恋の始め方』スピンオフ。本編未読でもお楽しみいただけます。
文字数 75,183
最終更新日 2026.03.18
登録日 2026.03.03
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英雄の力を継ぐアンドレアは、男性ながら心は女性であった。
幼少期から特殊な力を有していると発覚していたアンドレアは「魔王討伐に成功すれば、何度でもどんな内容でも希望を叶える」と国王に言われており、長らく鍛錬を積んできた。しかし、そうすれば体はどんどん体が厳つくなるばかりで、理想の女性像とは離れていく。
そこでアンドレアは、魔王城へと一人で出向き殺してくれと申し出たが……。
文字数 2,387
最終更新日 2023.06.18
登録日 2023.06.05
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