黒髪強気受け 小説一覧
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「あのときの命が、光が溶けていくように僕に流れていった。その時間が幸せでした。愛ってなんだろ」
SSSランクハイスペ退役米兵軍人×噛み癖あり黒髪強気薄幸美人駄犬
『駄犬には厳しい躾が必要だな』
『躾られるのは非常に不快だが保護はされてやってもいい』
自殺未遂を繰り返す青年、寿 秀治(22)は廃墟のビルの屋上から飛び降りた。見知らぬ通報者により一命を取りとめたが、秀治は入院後も再度自殺を試みるために行きつけのビルの屋上に行く。するとそこには謎に包まれた男の姿があった。
「そんなに死にたいなら、今ここで殺してやる」
そう言うと男は秀治の首を絞めた。
謎の男──降谷 蓮(29)の紹介でシャイニングムーンと呼ばれる居酒屋バルで働くことになった秀治。しかしそこは、いわゆるストリップショーを兼ねた店で秀治はストリッパーに魅了され夜の世界へと足を踏み入れていく。
得体の知れない降谷に噛み付いていたものの『駄犬を飼い慣らすための躾』と称して身体に触れられるたびに初めて抱く甘い感情に揺さぶられる秀治。普段何を考えているのかわからない主人の降谷に少しずつ懐いていく。しかし、ストリッパーとして働いていくうちに自分のことを可愛がってくれる指名客の唯斗に出会い心も身体も甘く満たされてしまい──。
無愛想で気まぐれな愛を躾けてくる主人・降谷との関係と聖人のように心を包み込む愛を惜しみなく注いでくれる指名客・唯斗との関係に板挟みにされていく。
『愛ってなんだろ』幼い頃から抱き続けてきた問いの答えを見つけていく長く果てなき愛を知る物語。
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読んでくださってありがとうございます。よろしければ感想やコメントも聞かせてもらえると嬉しいです。
・この作品はフィクションであり、実在する人物、地名、団体とは一切関係ありません。
・シリアスなシーンも含みますがお話の結末はハッピーエンドです。
※過激なシーンが多くなっております。
特に、戦闘シーンはシリアスな部分が多いのでご注意ください。
文字数 99,149
最終更新日 2025.12.16
登録日 2025.05.23
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お風呂を愛する者たちの究極のお風呂BL
「たまに口が捻くれていて、ときどき色気があって、いつも美しい人」
名のある花形の女形役者× 旅館アルバイト大学生が繰り広げる恋愛道中。
ある日、旅館で働く大学生の萬巳 保(20)がいつものように大風呂の掃除に向かうとそこには美人な女性が!?
実はその女性──大衆演劇の花形の男性役者だった。
峰山幸太郎(25)と名乗る美形の長髪の男は今回の保の失態に対してそれを許すかわりに交換条件を突きつける。
「お前、俺の下僕になれ」
大衆演劇の公演の手伝いや、峰山の身の回りの世話を任された保はてんやわんやな日々に巻き込まれていく。そして峰山は恐ろしいほどに執着心が強く、保にあれしろこれしろと命令してくる日々。大人なくせにガキっぽい言動、それとは一転して舞台では観客が息をのんで見惚れるほどの凛々しい姿。くるくると表情や言動が変わる峰山に振り回されるのも、ルーティーン化されているつまらない日常に飽きていた保には物珍しく、悪くねえかも……と思っていた矢先。
新しい公演で男色ものの役をもらった峰山は「男同士の恋愛をしたことがないから、お前と恋人ごっこをして演技に活かす。それゆえ今日から俺の言うことを聞け」と命令してくる。
保は峰山の仕事の為ならばと渋々了承するのだが、峰山が過激なちょっかいを出してきたり、お風呂でもくっついてきたりして対応に困る。口の強い峰山にいろいろ言いくるめられ恋人らしい振る舞いを求められ、困惑する保。全ては峰山の男色ものの演技の為の恋人ごっこのはずだったのだが、次第に峰山は月日を重ねるごとに本当の恋人のように保を可愛がってきて──。
勘違いから始まるお風呂ハートフルコメディの開幕。
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・この作品はフィクションです。
・大人描写があるページには「※」を記載しています。
文字数 63,799
最終更新日 2025.11.22
登録日 2025.08.15
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