変態女 小説一覧
1
件
1
斎藤誠が手に入れた「他人の心の声が聞こえる」という超能力。それはバラ色の人生……ではなく、全校生徒の「建前」という名のノイズに悩まされる地獄の始まりだった。
そんな斎藤の唯一の癒やしは、学校の良心・桜井凛。気高く、美しく、清らかな彼女なら、きっと心の中も聖域のはず――
だが、隣の席から聞こえてきたのは、淡い期待を粉々に砕く「超ド級の下ネタ実況」だった!
(あー、喉渇いた。水じゃなくて、男の人の……温かくて濃いやつ、飲みたいな。一気に流し込んで、胃の奥まで熱くなりたい。ねえ、誰か出してよ。今すぐ。私の口の中に、ドロドロの……)
授業中は「誠君をいかにして凌辱するか」という18禁レベルの妄想を脳内で大音量垂れ流し。
テスト中は「今、私のスカートの中がどうなってるか当ててみて?」と、脳内から直接メンタル攻撃。
外見は完璧な聖女を装いながら、誠が困惑する姿を見ては脳内で「あはは、耳まで真っ赤!エロい!」と爆笑する彼女。
「やめろ!」と叫んでも、彼女は涼しい顔で「あら、私は何も喋っていないわよ?思想の自由は憲法で保障されているわ」と、最強の屁理屈で論破してくる始末。
これは世界一綺麗な顔をして、世界一残念な脳内を持つ「確信犯的な女神」に、思考のプライバシーを完膚なきまでに蹂躙される少年の奇妙な関係の学園調教コメディ!
文字数 6,550
最終更新日 2025.12.27
登録日 2025.12.26
1
件