ほのぼの時々切ない 小説一覧

1
1

世界終末なれども部活あり

世界終末なれども部活あり
 地球が潮汐ロックで自転を止めてから、人類はほとんど系外惑星へ移住した。太陽の昇らない港町・宵崎に残った高校生のあかりは、廃施設使い倒し部を一人で立ち上げ、今日も誰もいない廃施設を「もったいない」という理由だけで使い倒していた。  そこへ、移住を一年だけ先延ばしにした転入生・こよりが強制加入させられる。 「理論上はこのバルブを開けてから点火する順番です」「逆じゃないですか」(煙が出る)「データになかった」「私が生身で言ったんですが」「生身のデータは信頼性が低い場合があります」  知識豊富・経験ゼロの理論家あかりと、毒舌で負けず嫌いのこより。行き当たりばったりの廃施設探索、盛大な失敗、そしてどこかおかしな会話のやりとり。永遠の黄昏色の空の下、二人は今日も廃施設を使い倒す。  太陽は昇らない。黄昏はつづく。世界が終わっても、部活はある。
キャラ文芸 連載中 長編
感想数 0 文字数 2,523 最終更新日 2026.06.30 登録日 2026.06.30
1