装着型兵器 小説一覧

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『古海礼装アビサルギア――五億年の海を纏う少女たち』

『古海礼装アビサルギア――五億年の海を纏う少女たち』
海は、人類が最初に見上げた宇宙だった。 令和8年。 過去の地球環境を直接観測する国家海洋計画《CHRONO MARINE》は、実験事故によって制御不能の時空海洋断層《CHRONO BREACH》を発生させた。 カンブリア紀。デボン紀。白亜紀。新生代。 さらには――存在するはずのない平行世界。 あらゆる時代、あらゆる世界の海が現代へ流れ込む異常事態を、人々はこう呼んだ。 《五億年前の海》――。 海洋研究所に所属する青年レント・ヴァージルがそこで出会ったのは、平行世界のカンブリア紀から漂着した王女アノマリア。 彼女が纏うのは、太古の生命を機械装束へ翻訳する《古海礼装・ANOMALOCARIS》。 そして現代の海に適応できず死にかけていた巨大ザメ・メガロドンは、《極限環境適応》によって人間の少女メグへと姿を変える。 少女の小さな身体に宿るのは、かつて大海を泳いだ巨大捕食者の力。 巨大顎は重装甲へ。 歯列は砲弾へ。 尾びれは推進器へ。 そして「噛み砕く」という本能さえ、超重弓砲《マウ・バレル》へ変換される。 《古海礼装・MEGALODON》――起動。 だが、レントの《航界装甲VOYAGER》だけは古代生物を模していない。 火力ではMEGALODONに届かない。 海を支配する力ではANOMALOCARISに及ばない。 それでも――VOYAGERだけは止まらない。 暴風を越えろ。 深海へ潜れ。 世界線を突破しろ。 極限の、その先まで航行を続けろ。 やがて深海から発見される、VOYAGERと酷似した巨大人工物。 平行世界より海を侵食する《ANNON》。 そして生命を人へ作り替える禁断計画《OLDBIRTH》。 なぜ古代生物は少女になる? なぜVOYAGERは深海でレントを待っていた? 五億年の生命史と人類の未来が海底で交差する―― 古生物×深海科学×装着バトル。 ――未知を恐れるな。 そこはまだ、誰も航海していない。
SF 連載中 ショートショート
感想数 0 文字数 59,088 最終更新日 2026.08.30 登録日 2026.08.27
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