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ファンタジー 完結 長編 R15
剣の名家に生まれながら、彼には剣の才能がなかった。 代わりに彼が持っていたのは――「書くこと」。 彼は物語を書くことで、現実に干渉する。 戦場であっても、死の瞬間であっても、彼は記述を止めない。 それは才能であり、同時に歪んだ異常でもあった。 そして彼の隣には、いつも一人の少女がいた。 剣が振るわれるたび、言葉が現実を裂く。 どちらが先かは誰にも分からない。 ただ一つだけ確かなのは、二人が揃った瞬間だけ戦場の意味が変わるということだった。 これは、剣を持たなかった少年が“物語”で戦場を書き換える物語。 ※一旦完結にしてます
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文字数 71,371 最終更新日 2026.05.28 登録日 2026.05.17
ファンタジー 完結 長編
 カルマの仕事は付与魔術師。剣や槍などの武器に魔術を付与して、攻撃力を上乗せする。  しかし、武器が付与魔術を受け入れる回数には限界があった。上限回数を超えると、その武器は破壊されて粉々になる。 「あと一回! あと一回だけ頼む!」  そういって粘る客を断り切れず、カルマがかけた魔法で名剣が砕け散った。  客は絶望し、その怒りはカルマに向けられる。 「あたしのせいじゃない!」  そう叫びたいが、客を怒らせたら商売にならない。カルマは怒りを抑え、唇をかんで客の罵声に耐える。 「ちっ! やってらんねえっての!」  客が立ち去った後は、安酒を飲んでやさぐれるカルマの姿があった。 「武器が持つ魔術付与の限界を見極められれば、壊さずに済むはずよ」  カルマは一念発起し、鑑定魔術を探す旅に出る。魔法書、スクロール、エルフの古老、ダンジョン、古代都市遺跡。  カルマは鑑定魔術を求めたが、どれも空振りに終わった。  ある日カルマは、「武器の声を聞こう」と古道具屋で真っ赤に錆びた刀を手に入れた。ところが慎重に錆を落として刀身を清めてみると、見たこともない美しい刀身が現れた。 「なんて美しい刃紋。山上の湖を覆う朝もやのように神秘的な『にえ』。それでいて地金は力強く、形は素直で飽きがこない。これが人だったら、天下の美男子ね」 『随分とほめてくれるね。いささか照れ臭いのだが』  なんと! 刀がカルマの頭に直接語りかけてきた……。  その日からカルマと「妖刀朝霧」の不思議な旅が始まった。
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小説 22,264 位 / 22,264件 ファンタジー 8,568 位 / 8,568件
登録日 2026.08.02
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