「木簡」の検索結果
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中大兄皇子と中臣鎌足による古代律令制度への政治改革、大化の改新。乙巳の変前夜から近江大津宮遷都までを辿る古代飛鳥の物語。
――馬が足りない。兵が足りない。なにもかも、戦のためのものが全て足りない。
飛鳥の宮廷で中臣鎌子が受け取った葛城王の木簡にはただそれだけが書かれていた。唐と新羅の連合軍によって滅亡が目前に迫る百済。その百済からの援軍要請を満たすための数千騎が揃わない。百済が完全に滅亡すれば唐は一気に倭国に攻めてくるだろう。だがその唐の軍勢を迎え撃つだけの戦力を倭国は未だ備えていなかった。古代に起きた国家存亡の危機がどのように回避されたのか、中大兄皇子と中臣鎌足の視点から描く古代飛鳥の歴史物語。
主要な登場人物:
葛城王(かつらぎおう)……中大兄皇子または葛城皇子。のちの天智天皇、中臣鎌子(なかとみ かまこ)……中臣鎌足。藤原氏の始祖。王族の祭祀を司る中臣連を出自とする
文字数 225,503
最終更新日 2024.10.14
登録日 2024.05.27
後宮では、帳簿に残らないものは存在しない。
沈蘭英は、瑛王朝の後宮・記録司で下級女官として、物品の出納や各局の記録を後宮の正式帳簿に記載する仕事をしていた。
ある日、皇帝臨席の香合わせを前に、玉瑶妃のもとに運ばれたはずの香箱が「未受領荷」として処理される。荷を運んだ下働きの少女・小梅は責を問われ、香箱の名も、小梅の訴えも、帳簿から消えてしまう。
けれど、蘭英は知っていた。
その香箱が確かに玉瑶殿へ運ばれたことを。
香、衣、受領印、差し戻された木簡。
後宮の帳簿に記された一行の裏で、妃たちの思惑と実家の利害、そして誰かが隠した真実が静かに動き始める。
記録は事実を残すのか。
それとも、事実を作り替えるのか。
若き書記女官・沈蘭英が、帳簿の余白から後宮の嘘を読み解く、中華風後宮ミステリー。
文字数 18,965
最終更新日 2026.07.10
登録日 2026.06.19
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