「嫁」の検索結果

全体で4,541件見つかりました。
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天保三年。 尾張藩江戸屋敷の奥女中を勤めていた辰は、嫁入り前にもかかわらず女人禁足の山・富士山への登頂を大望に抱く。 許婚の万次郎の口利きで富士講の大先達・小谷三志と面会した辰は、小谷翁の手引きで遂に富士山への登拝を決行する。しかし閉山から一ヶ月が経った富士山は、五合目から上が完全に真冬となっていた。 逆巻く暴風、身を切る寒気、そして高山病……試練を乗り越え、辰は無事に富士山頂へ辿りつくことができるのか?
大賞ポイント 3,122pt
文字数 64,917 最終更新日 2024.06.04 登録日 2024.05.01
大正7年から三年の間、大流行したスペイン風邪で、父を喪うという悲劇に見舞われた文子一家を、さらなる不幸が襲う。 実家を助けるために、名家の息子に嫁ぐことになった文子。婚約者は男振りも良く、優しく男らしい人であった。 しかし婚礼当日、彼が隠していた衝撃的な事実を知らされた文子は……。 『エブリスタ』執筆応援キャンペーン「大正浪漫」入賞作品(2023.6)
大賞ポイント 2,706pt
文字数 84,480 最終更新日 2024.06.05 登録日 2024.05.22
 紀元前2世紀の中国。漢帝国の若き公主(皇女)は皇帝から、はるか西方――烏孫(うそん)の王のもとへ嫁ぐように命じられる。烏孫は騎馬を巧みに操る、草原の民。言葉も通じない異境の地で生きることとなった、公主の運命は――? ※「小説家になろう」様など、他サイトにも投稿しています。
大賞ポイント 2,128pt
文字数 6,736 最終更新日 2024.05.31 登録日 2024.05.31
──曰く、新撰組には「壬生狼の戦姫」と言われるほどの強い女性がいたと言う。 土方歳三には最期まで想いを告げられなかった許嫁がいた。名を君菊。幼馴染であり、歳三の良き理解者であった。だが彼女は喧嘩がとんでもなく強く美しい女性だった。そんな彼女にはある秘密があって──? 激動の時代、誠を貫いた新撰組の歴史と土方歳三の愛と人生、そして君菊の人生を描いたおはなし。 参考・引用文献 土方歳三 新瀬組の組織者<増補新版>新撰組結成150年 図説 新撰組 横田淳 新撰組・池田屋事件顛末記 冨成博
大賞ポイント 1,029pt
文字数 15,107 最終更新日 2024.06.06 登録日 2024.05.31
第三章開始しました。以下は第一章のあらすじです。 志緒(しお)のいいなずけ駒井幸之助は文武両道に秀でた明るく心優しい青年だった。祝言を三カ月後に控え幸之助が急死した。幸せの絶頂から奈落の底に突き落とされた志緒と駒井家の人々。一周忌の後、家の存続のため駒井家は遠縁の山中家から源治郎を養子に迎えることに。志緒は源治郎と幸之助の妹佐江が結婚すると思っていたが、駒井家の人々は志緒に嫁に来て欲しいと言う。 無口で何を考えているかわからない源治郎との結婚に不安を感じる志緒。果たしてふたりの運命は……。
大賞ポイント 522pt
文字数 85,479 最終更新日 2024.06.04 登録日 2023.05.29
歴史・時代 完結 ショートショート
「策兄様のような方と結婚したい」  孫尚香はそう願いつづけてきた。  江東の小覇王、孫策の妹。  彼は揚州の英雄だった。華麗な容姿を持ち、電光石火の指揮官で、個人的な武勇も秀でていた。  尚香が13歳のときに暗殺された。  彼女が19歳のとき、孫策の後継者であるもうひとりの兄、孫権が縁談を持ってきた。 「劉備殿と結婚してくれないか」と言われて、尚香は驚いた。 「荊州牧の劉備様……。おいくつなんです?」 「50歳だ」  いくらなんでも年寄りすぎる。彼女は絶対に断ろうと決意した……。  歴史恋愛短編です。
大賞ポイント 516pt
文字数 3,100 最終更新日 2024.05.29 登録日 2024.05.29
*この話は、もしも江戸幕府が永久に続き、幕末の流血の争いが起こらず、平和な時代が続いたら……と想定して書かれたフィクションとなっております。 大正時代・昭和時代を省き、元号が「平成」になる前に候補とされてた元号を使用しています。 映像化された数ある大奥関連作品を敬愛し、踏襲して書いております。 リアルな大奥を再現するため、性的描写を用いております。苦手な方はご注意ください。 時は17代将軍の治世。 公家・鷹司家の姫宮、藤子は大奥に入り御台所となった。 京の都から、慣れない江戸での生活は驚き続きだったが、夫となった徳川家正とは仲睦まじく、百鬼繚乱な大奥において幸せな生活を送る。 ところが、時が経つにつれ、藤子に様々な困難が襲い掛かる。 祖母の死 鷹司家の断絶 実父の突然の死 嫁姑争い 姉妹間の軋轢 壮絶で波乱な人生が藤子に待ち構えていたのであった。 2023.01.13 修正加筆のため一括非公開 2023.04.20 修正加筆 完成 2023.04.23 推敲完成 再公開 2023.08.09 「小説家になろう」にも投稿開始。
大賞ポイント 512pt
文字数 165,377 最終更新日 2020.05.30 登録日 2020.05.12
わらわは豊前守の養女の田鶴(たづ)と申す。 さる大名の御世継の妻となることになった。 なれどこの御世継の隆邦(たかくに)様という方、たいそうな美形というのに、これまで四人の方と婚約し、そのうち三人がはかなくなられ、四人目も故あって破談となったという。 五人目の許婚者となったわらわは無事に嫁いだものの、世の中はそれでめでたしとはいかぬもの。 なにしろ隆邦様にはすでに側室がおり、姫までも儲けておいで。 離縁の話まで持ち上がってしまった。 子どもの頃から愛されないのには慣れているわらわなれど、果たしてどうなることやら。 なお、この話はムーンライトノベルズの「『香田角の人々』拾遺」「わたくしたちのお殿様」のエピソードを再構成し増補改訂したものゆえ、そこは御含みおきを。 18歳以下の方が見てはならぬエピソードのタイトルの末尾には★があるゆえご注意召されよ。
大賞ポイント 511pt
文字数 107,841 最終更新日 2020.06.30 登録日 2020.05.30
戦国乱世の真っ只中。 慎ましく、強く生きた姫がいた。 その人の名は『千姫』 徳川に生まれ、祖父の謀略によって豊臣家へ人質同然に嫁ぐ事となった。 伯母であり、義母となる淀殿との関係に軋轢が生じるも、夫・豊臣秀頼とは仲睦まじく暮らした。 ところが、それから数年後、豊臣家と徳川家との間に大きな確執が生まれ、半年にも及ぶ大戦・「大坂の陣」が勃発し、生家と婚家の間で板挟みに合ってしまう。 これは、徳川家に生まれ、悲劇的な運命を歩んで参った一人の姫が、女としての幸福を探す波乱万丈の物語である。 *この話は史実を元にしたフィクションです。
大賞ポイント 507pt
文字数 81,296 最終更新日 2020.12.31 登録日 2020.11.22
歴史・時代 連載中 長編 R18
時は戦国時代。 甲斐国(現在の山梨県)に一人の英傑がいた。 武田太郎晴信 源義家の弟・新羅三郎義光を始祖とする甲斐源氏の嫡流、武田家の十九代当主。 父を追放し、妹婿を殺し、嫡男を廃嫡し、更には北条に嫁いだ娘を離縁されても野望に燃えた漢。 だが、その野望も病の前に潰えた。 そんな晴信が御先祖様の力で人生やり直し?! 時を遡って、今度こそ天下統一を果たす? 強欲生臭坊主を返上して一家のために奮闘します。 *史実に沿って進めますが、細部は作者の創作です。徐々に歴史改変が進みます。あしからずご了承ください。 表紙画像は月乃ひかりさんよりの頂き物です。
大賞ポイント 20pt
文字数 263,195 最終更新日 2019.06.07 登録日 2018.04.26
空襲により焼け出された将太の前に、五歳年上の従姉妹である千里が現れる。 連れ帰られた田舎には、従姉妹に懐いた奇妙な生き物がいた。 この作品は第3回日本SF作家クラブの小さな小説コンテストの共通文章から創作したものです。読了後にあらすじを読むことを推奨します。 https://www.pixiv.net/novel/contest/sanacon3 〈あらすじ〉 寄宿先で空襲により焼け出された将太の前に、五歳年上の従姉妹である千里が現れる。彼女は将太の父からの知らせにより、将太を迎えに来たのだった。 父や千里は、父方の血縁に多い〝かん〟の力を受け継いでおり、戦時下でありながら千里は苦も無く将太を叔父宅に連れ帰る。そこには牛身人面の生物「くだん」がいた。予言をして死ぬ妖怪であるという通説とは違い、「チャンスは残り二回です」と繰り返し啼く。だが、千里のかんに慣れていた将太はそういうものだと受け容れた。 ある日将太が小川で行水をしていると、隣組の福部がやってきて誰何される。千里は将太の父がこの町の出身の海軍将校であると説明し、その場を収める。 その晩、母屋で常会などの世話をしていた叔父が戻ってきて嫁いだはずの千里が実家にいる理由を話した。千里は子どもができないまま夫を兵隊にとられ婚家と折り合い悪く、焼け出された従兄弟にかこつけて長々と里帰りをしているのだった。将太は父にならい海軍に入るつもりだったが、先行き不明だったところ、叔父に父の中学の恩師を紹介される。 その晩、千里から海軍などやめて結婚しよう、さらには夫も父も帰ってこないと言われる。将太は怒りで起き上がり、その拍子に、くだんが千里の乳を吸っているのを知る。同時に空襲警報が鳴り、将太は焼け出された記憶も手伝い真っ先に防空壕へ逃げ込んだ。遅れてやってきた千里は自分が将太を守る、だから将太も自分を守ってと言う。千里は夫から子どもができないことで殴られていた、戦争がずっと続けばいいと告白する。 翌日、叔父から福部さんの訃報を聞く。くだんは「チャンスは残り一回です」と啼き、千里の仕業と察せられた。将太は怒りをぶちまけ、父はかんを使ってしまう者の責務としてあえて海軍に入り、自分も従姉妹が使ったかんを支払うために戦争に行き、帰ったら千里を嫁にもらうと宣言する。 千里は叔父の手伝いをするようになり、数週間後、くだんの墓で手を合わせていた。 くだんは千里が産み出した子であり、最後に「一日も早く戦争を終わらせて」との願いを聞いて死んだ。将太と千里は8月6日に出掛ける予定を立てて終わる。
大賞ポイント 20pt
文字数 9,573 最終更新日 2024.05.31 登録日 2024.05.31
『家族愛と人の心』『個性と社会性』をテーマにした三国志の大河小説です。 三国志を知らない方も楽しんでいただけるよう意識して書きました。 全体の文量はかなり多いのですが、半分以上は様々な人物を中心にした短編・中編の集まりです。 本編がちょっと長いので、お試しで読まれる方は後ろの方の短編・中編から読んでいただいても良いと思います。 おすすめは『小覇王の暗殺者(ep.216)』『呂布の娘の嫁入り噺(ep.239)』『段煨(ep.285)』あたりです。 本編では蜀において諸葛亮孔明に次ぐ官職を務めた許靖という人物を取り上げています。 戦乱に翻弄され、中国各地を放浪する波乱万丈の人生を送りました。 歴史ものとはいえ軽めに書いていますので、歴史が苦手、三国志を知らないという方でもぜひお気軽にお読みください。 ※人名が分かりづらくなるのを避けるため、アザナは一切使わないことにしました。ご了承ください。 ※切りのいい時には完結設定になっていますが、三国志小説の執筆は私のライフワークです。生きている限り話を追加し続けていくつもりですので、ブックマークしておいていただけると幸いです。
大賞ポイント 9pt
文字数 1,626,569 最終更新日 2024.04.05 登録日 2022.05.30
【あらすじ】 美濃の戦国大名、斎藤道三の娘・帰蝶(きちょう)は、隣国尾張の織田信長に嫁ぐことになった。信長の父・信秀、信長の傅役(もりやく)・平手政秀など、さまざまな人々と出会い、別れ……やがて信長と帰蝶は尾張の国盗りに成功する。しかし、道三は嫡男の義龍に殺され、義龍は「一色」と称して、織田の敵に回る。一方、三河の方からは、駿河の国主・今川義元が、大軍を率いて尾張へと向かって来ていた……。 【登場人物】 帰蝶(きちょう):美濃の戦国大名、斎藤道三の娘。通称、濃姫(のうひめ)。 織田信長:尾張の戦国大名。父・信秀の跡を継いで、尾張を制した。通称、三郎(さぶろう)。 斎藤道三:下剋上(げこくじょう)により美濃の国主にのし上がった男。俗名、利政。 一色義龍:道三の息子。帰蝶の兄。道三を倒して、美濃の国主になる。幕府から、名門「一色家」を名乗る許しを得る。 今川義元:駿河の戦国大名。名門「今川家」の当主であるが、国盗りによって駿河の国主となり、「海道一の弓取り」の異名を持つ。 斯波義銀(しばよしかね):尾張の国主の家系、名門「斯波家」の当主。ただし、実力はなく、形だけの国主として、信長が「臣従」している。 【参考資料】 「国盗り物語」 司馬遼太郎 新潮社 「地図と読む 現代語訳 信長公記」 太田 牛一 (著) 中川太古 (翻訳)  KADOKAWA 東浦町観光協会ホームページ Wikipedia 【表紙画像】 歌川豊宣, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で
大賞ポイント 8pt
文字数 330,779 最終更新日 2023.09.07 登録日 2023.05.31
享保元年、長崎の庶民の関心は、「くんち」というお祭りだったと言っていい。古着屋の娘お糸も、くんちの噂を聞いて、許嫁の正吉とくんちに行くのを心待ちにしていた。
大賞ポイント 6pt
文字数 14,504 最終更新日 2024.05.18 登録日 2024.05.18
甲賀の上忍・辻家に嫁入りしたが、虐げられる毎日を送っていた寿女(ひさめ)は、 ある日、とある事情から辻家の当主を殺害した男にさらわれる。 男は伊賀の上忍に生まれながら、日に当たれぬ疾患から叔父に実権を奪われていた青年・清貞(きよさだ) 生き延びるため、叔父の暗殺を企てる清貞は、 甲賀の報復を避けるため、 寿女に「人質として妻になれ」という。 強引に妻にされた寿女だが、 冷たくしきれぬ清貞と過ごすうちに、彼との暮らしをよく思うようになる。 その裏では、清貞を殺し、上忍の実権を奪うべく、 叔父と甲賀による計画が進んでいるのだった。
大賞ポイント 5pt
文字数 30,941 最終更新日 2024.05.01 登録日 2024.04.14
月尾藩家中島崎与十郎は、身内の不義から気を病んだ父を抱えて、二十八の歳まで嫁の来手もなく梲(うだつ)の上がらない暮らしを送っていた。 年の瀬を迎えたある日、道場主から隔年行事の御前試合に出るよう乞われ、致し方なく引き受けることになるが…… 【第9回歴史・時代小説大賞で奨励賞を頂きました。ありがとうございます!】
大賞ポイント 5pt
文字数 27,371 最終更新日 2022.04.10 登録日 2022.03.26
敵は信長か?それとも父・家康なのか! 乱世の不条理に敢然と立ち向かえ!夫も子もかえりみず、ひたすらにわが道を突き進むのみ!!!💬 (あらすじ) ○わたし(亀)は、政略結婚で、17歳のとき奥平家に嫁いだ。  その城では、親信長派・反信長派の得体の知れない連中が、ウヨウヨ。そこで出会った正体不明の青年武者を、やがてわたしは愛するように…… ○同い年で、幼なじみの大久保彦左衛門が、大陸の明国の前皇帝の二人の皇女が日本へ逃れてきて、この姫を手に入れようと、信長はじめ各地の大名が画策していると告げる。その陰謀の渦の中にわたしは巻き込まれていく…… ○ついに信長が、兄・信康(のぶやす)に切腹を命じた……兄を救出すべく、わたしは、ある大胆で奇想天外な計画を思いついて実行した。 そうして、安土城で、単身、織田信長と対決する…… 💬魔界転生系ではありません。 ✳️どちらかといえば、文芸路線、ジャンルを問わない読書好きの方に、ぜひ、お読みいただけると、作者冥利につきます(⌒0⌒)/~~🤗 (主な登場人物・登場順) □印は、要チェックです(´∀`*) □わたし︰家康長女・亀 □徳川信康︰岡崎三郎信康とも。亀の兄。 □奥平信昌(おくだいらのぶまさ)︰亀の夫。 □笹︰亀の侍女頭  □芦名小太郎(あしなこたろう)︰謎の居候。 本多正信(ほんだまさのぶ)︰家康の謀臣 □奥山休賀斎(おくやまきゅうがさい)︰剣客。家康の剣の師。 □大久保忠教(おおくぼただたか)︰通称、彦左衛門。亀と同い年。 服部半蔵(はっとりはんぞう)︰家康配下の伊賀者の棟梁。 □今川氏真(いまがわうじざね)︰今川義元の嫡男。 □詞葉(しよう)︰謎の異国人。父は日本人。芦名水軍で育てられる。 □熊蔵(くまぞう)︰年齢不詳。小柄な岡崎からの密偵。 □芦名兵太郎(あしなへいたろう)︰芦名水軍の首魁。織田信長と敵対してはいるものの、なぜか亀の味方に。別の顔も? □弥右衛門(やえもん)︰茶屋衆の傭兵。 □茶屋四郎次郎(ちゃやしろうじろう)︰各地に商店を持ち、徳川の諜報活動を担う。 □佐助︰大人だがこどものような体躯。鞭の名人。 □嘉兵衛(かへい)︰天満屋の番頭。 松永弾正久秀︰稀代の梟雄。 □武藤喜兵衛︰武田信玄の家臣。でも、実は? 足利義昭︰最後の将軍 高山ジュスト右近︰キリシタン武将。 近衛前久(このえさきひさ)︰前の関白 筒井順慶︰大和の武将。 □巣鴨(すがも)︰順慶の密偵。 □あかし︰明国皇女・秀華の侍女 平岩親吉︰家康の盟友。 真田昌幸(さなだまさゆき)︰真田幸村の父。 亀屋栄任︰京都の豪商 五郎兵衛︰茶屋衆の傭兵頭
大賞ポイント 4pt
文字数 168,634 最終更新日 2022.08.12 登録日 2022.07.30
「その手に掴んだものを、守り抜く。それが使命と心得よ」 時は江戸。かつて「独眼竜」の異名で恐れられた伊達政宗の次女、牟宇姫は、もうじき はとこ の石川宗昭に嫁入りすることが決まっている。自身の「むう」という変わった名前や、許婚である宗昭との関係に悩みながらも、信頼する乳母のすみや、異母姉の五郎八姫らの支えを受けながら穏やかに暮らしていた。 しかし、そんな平穏な暮らしを妨げるように、牟宇姫毒殺未遂事件が勃発。犯人の正体を探るため牟宇姫は自ら立ち上がるが――。
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文字数 58,632 最終更新日 2021.06.20 登録日 2021.05.31
先の戦争で大活躍した「私」は、そのために却って敵の総大将に見込まれてしまった。 そして停戦後、総大将のお姫様が「嫁(監視役兼務)」としてやってくることになった。 問題は「私」には既に「幼なじみ」で「従姉」の妻がいることだ――。 天正十七年(一五八九年)のこと。 後の世に言う第一次上田合戦から数年の後、徳川の家臣となった真田の嫡男・信幸は本多忠勝の娘と縁組むことになった。 そのために、幼年から連れ添った糟糠の妻は「側室」という扱いとされた。 どう考えてもギクシャクしそうな新婚家庭。 二人の妻との間に立って苦労することを覚悟していた信幸だったが、新妻と古女房は亭主の心配をよそに、会うなり仲良くなってしまう。 そして時は流れて――。 ――お前達は嘘吐きだ。
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文字数 8,388 最終更新日 2018.09.20 登録日 2018.09.18
日本の江戸時代に似た文化、風土のある国があった。安森家という代々狐憑きが生まれ、莫大な財産、幸運、繁栄という恩恵を受けている一族で、そこにあかりは半ば騙され嫁入りする。嫁入りして一族の内情が分かり始めてくると、今まで自分の周りで起きてきた不可解な出来事、そして安森家の複雑な絡みが解けて線で繋がっていく。 伏線回収系ストーリー 35話完結。 大まかに恋愛編、結婚編、人物編、謎解明編、解決編の流れになっております。 Instagram morioka09 小説についての投稿をしています。 ※狐憑きの身体的特徴の描写は、作品中の中だけの解釈であり、現実社会の差別的偏見で書かれたものではありません。 又、風鼠の描写に関しても、差別的偏見で書かれたものではなく、物語上のフィクションとして書かれているものになります。 こちらの注意を踏まえた上、ご拝読お願いいたします。
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文字数 96,465 最終更新日 2021.07.31 登録日 2021.07.14
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