東雲まくら

東雲まくら

 トラックドライバー本職でコツコツやってます。  まだまだ20代前半とか思ってましたが、今年26になるので、歳をとったなぁ~と、ここ最近感じています。
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 かつて、ライグザント王国の王都があった地は荒れ果て、モンスターが犇めき、明けることのない夜に包まれた魔都となっていた。  魔王アイン・クロスフォードによって、作り替えられた王城には、彼の造り出した10のダンジョンを攻略し、宝玉を手に入れなければ立ち入る事が出来ない。  貧困と困窮に喘ぐライグザント王国は、異世界より、勇者を召喚して、王都の奪還を試みる事にした。  「おぉ、異世界より喚ばれし勇者様ッ!!あなた様のお名前を、御教え下さいませ!」  「・←・・」  「名前か~!どうする?ま、本名で良いか!えぇーっと、ゆう、っと!」  コントローラを操作して、ゆとうの文字を入力する福場 優 (16歳) 男性。  高校生の彼は、夏休みに、暇をもて余しており、何気なくゲームショップで手にした、懐かしのドット絵が主体の中古安売りソフトが、100円(税別)だったので購入し、今、まさにゲームスタートする瞬間である。  そして、決定のボタンを押す。  すると・・・ッ!?  「パンパカパーン!貴方は、ライグザント王国の勇者として、召喚されました!!イェーイッ!!」  「・・・へ?」  「イェーイッ!!」  福場 優の視界は突如として、真っ白な空間にガラリと変わり、目の前には、とてつもなく光っている、女の様な形をした人(?)が立っている。  この物語は、根が暗い性格の主人公、福場 優が、ゲームの世界へと召喚され、マジで勇者として活躍するといった物語。  何故、宝箱へお金や道具、装備品が入れられているのか?  そういったゲームの世界だからと思っていた疑問に、実はちゃんとした理由があり、主人公、福場 優は、手探りでそういった事実を解明していく。  見え隠れする様々な思惑と人間関係、そして、明らかとなる驚愕の真実の数々ッ!!  更に、レトロゲーム好きとして、独特な思考展開を繰り広げていく、自己中心的な主人公ッ!!  果たして、主人公の命運はいかにッ!?
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文字数 70,959 最終更新日 2023.06.16 登録日 2023.05.18
 「学園生活で、子爵家以上の家柄の相手と婚約しなさい。もしくは、輝かしい結果を残し、魔剣士の名家クロスフォード家の名声を広めるか。そのいずれかが出来なければ、貴様の様な無能に、以後クロスフォード家の名を名乗らせる訳にはいかない。話は以上だ、アイン。」  王都の魔剣士学園への入学式前夜、父が俺に、重々しい口調でそう告げた。  「分かりました父上。クロスフォード家三男として認めて頂けるように励んで参ります。」  俺は、あたかも覚悟を決めたといった雰囲気を醸し出して、父の言葉への返答を返した。  ・・・が。  (ヤッホォォォオッ!!!これってつまり、魔剣士学園での3年間で、婚約者が出来ない上、魔剣士として活躍も出来なければ勘当するぞって事だよなっ!!ラッキーッ!!勘当ばんざーい!!!下手に貴族の三男で居るよりも、自由で気ままな冒険者になった方が100億倍マシだバーカッ!!!)  アイン・クロスフォード、14歳。  彼は、父、ジルクニアス・クロスフォードから、勘当予定を告げられ、歓喜に満ち溢れていた。  「学園では、そこそこな悪評を広めて、勘当を確実なものにし、クロスフォード家の三男なんて辞めてやるっ!!フハハハハハッ!!!」  自室のバルコニーから月に向けて、明日からの意気込みを語り、高笑うのであった。  しかしながら、そう上手くはいかないのが世の常である。  物語が進むにつれ、明らかとなるアインの凄惨な過去。  目まぐるしく変化する周囲の状況。  そして時に、アイン独特の思考回路によって、斜め上な展開を繰り広げていくことに・・・ッ!?  これは、そんなアインの成長と奮闘を描いた、ダーク&コメディな物語です。
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小説 23,613 位 / 183,848件 ファンタジー 3,479 位 / 42,095件
文字数 214,975 最終更新日 2023.05.18 登録日 2023.03.02
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