一ノ瀬亮太郎

一ノ瀬亮太郎

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歴史・時代 連載中 短編
もしもあの時、此奴をきっておれば……清四郎は目の前で眠りこける角之進を見下ろしながら、十年前を思い出していた。
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文字数 7,084 最終更新日 2025.12.01 登録日 2025.12.01
歴史・時代 完結 短編
絵師の順吉は遊女の絵を描いて日銭を得ている。しかし着飾った女達に魅力を感じない順吉には美人画として売れるような魅力的な絵は描けず、遊郭が宣伝用にばら撒くチラシ用にしか売れなかった。そんな自分に芽が出ることなどあるのだろうかと思っていた順吉だったが、たまたま入った茶屋の娘・お清の清楚な美しさを見て、自分の描く絵はこれだと確信する。はたして順吉の描いた茶屋娘の絵は江戸で大評判となる。何枚もお清の絵を描くうちに順吉はお清に恋心を抱き、将来一緒になることを思い描くのだが……
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文字数 7,816 最終更新日 2025.10.15 登録日 2025.10.14
歴史・時代 完結 短編
十三夜の月見の晩。仙吉の日除舟(ひよけぶね)は柳橋の桟橋に繋がれたままだ。かれこれ半刻(約一時間)も人を待っているのだ。仙吉には、その待ち人は来ないであろうと判っている。だがそれを屋形の内の侍にどう告げようかと思い悩んでいた。
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文字数 8,032 最終更新日 2025.10.09 登録日 2025.10.03
歴史・時代 完結 短編
征之進は小さい頃から市松人形が欲しかった。しかし大身旗本の嫡男が女の子のように人形遊びをするなど許されるはずもない。他人からも自分からもそんな気持を隠すように征之進は武芸に励み、今では道場の師範代を務めるまでになっていた。そんな征之進に結婚話が持ち込まれる。
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文字数 6,589 最終更新日 2025.09.15 登録日 2025.09.15
歴史・時代 完結 短編
農家の次男で部屋住みだった茂次は、長兄に子が出来たからと家を追い出され、江戸に流れて飾り職人をしていた。一人娘のおみよはどうも長屋の子供達から苛めにあっているらしい。ある日、おみよを連れて女が茂次の長屋を訪れた。道で泣いていたおみよを送ってきたと言うその女は、表通りに新しく煮売酒屋の店を出したので、気が向いたら来て欲しいと言って去った。
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文字数 7,006 最終更新日 2025.09.11 登録日 2025.09.11
歴史・時代 完結 短編
東北日本海沿いの港町・坂巻は北前船で栄えた町だ。坂巻の遊郭に売られた遊女おしのは去年の秋、北前船の若き船頭・重蔵から身請け話をされたが、不幸な人生しか知らないおしのは男の言葉を信じられず断った。そんなおしのに重蔵は「来年の春また来る。その時にもう一度返事を聞かせて欲しい」と言いおいて、大阪に向かう船で去った。そして春が来たが風は吹かず、北前船の来航が遅れていた。
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文字数 7,344 最終更新日 2025.09.10 登録日 2025.09.10
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