1
「おねえちゃんだから平気」と言い続けた私は、二十歳を超えたらぶっ壊れた。 「おねえちゃんだから平気」という言葉は、周りのみんなが喜ぶ魔法の言葉。 私はみんなに喜んでほしくて、気持ちを偽る生き方を正しいと勘違いした。 私の笑顔で満たされた風船は、二十歳を超えて、割れた。 もっと甘えたかったけれど、それを許されない年齢になってしまった私が牙を向けたのは、自分自身だったのだ。 好きでおねえちゃんに生まれたわけではない。 自分を否定し、家族を否定し、恋愛に依存し、泥沼にはまる。 この作品は、『カクヨム』にも掲載しています。
24hポイント 319pt
小説 3,638 位 / 99,086件 エッセイ・ノンフィクション 48 位 / 3,507件
文字数 301,372 最終更新日 2021.03.21 登録日 2021.03.03
1