6
件
代々、女性が魔王を継ぐ一族――トワイト家。
先代の魔王が亡くなり、若くして魔王となったアンリ・トワイト。
そんなアンリには、長年のライバルである勇者ライトがいた。
二人は幾度となく戦いを繰り広げるも、未だ決着はつかず。
互いを宿敵として認め、戦い続けていた。
しかし、ある日を境に――
ライトの動きが突然なくなった。
その動向を気にしていたアンリのもとへ、ある情報が入る。
別次元の魔王が侵攻。
勇者ライトと一触即発の状態――。
それを知ったアンリは思った。
「……私という魔王がいながら」
そう、これは――
アンリとライトの長きにわたる戦いの物語……
ではない。
他の魔王を相手にするライトに嫉妬し、
「勇者を倒していいのは私だけ」と暴走するアンリ。
そして、そんな面倒くさい女王に巻き込まれる家臣たちの物語である。
――これは、魔王と勇者の壮大な宿命の物語ではなく、
嫉妬から始まる魔王軍コメディ。
文字数 11,183
最終更新日 2026.10.04
登録日 2026.10.03
アミューズメントカジノ「EDEN」。
そして、ボードゲームカフェ「BET」。
二つの店を経営する女性、賭村リリ。
「ギャンブル」という言葉につきまとうマイナスなイメージを、一つのエンターテインメントとして確立させた彼女は、娯楽業界でその名を知らない者はいないほどの有名人だった。
しかし、彼女にはもう一つの顔がある。
BAR「RAISE」のオーナー。
そして、生粋のギャンブラー。
ただ、普通のギャンブラーではなかった。彼女には「賭博回収屋」という異名がある。
違法カジノのイカサマによって不当に奪われた金を、ギャンブルで取り返し、依頼人へ返す。
裏社会では、賭博回収屋に挑まれたカジノは必ず破産するか、警察へリークされ摘発される。
そんな噂とともに恐れられていた。
イカサマを暴き、刈り取る。
ギャンブルミステリー。
「賭博回収屋」の物語が、今始まる。
文字数 5,426
最終更新日 2026.10.03
登録日 2026.10.03
とある魔界――。
偉大なる魔王
《ガリウス=アーク》の死により、
その息子《ライト=アーク》が新たな魔王として玉座へ座る事となった。
歴代最強と称されるほどの圧倒的な魔力と剣技を持つライト。
しかし、
彼には魔王として致命的とも言える欠点があった。
――優しすぎるのだ。
罪なき者を傷付ける事を嫌い、
弱き者には天使のような優しさで手を差し伸べる。
だがその一方で、
不条理を振りかざす人間や悪に対しては、
魔王としての本能を剥き出しにし、
圧倒的な恐怖と力で制裁を下す。
優しき心を持つ魔王か。
恐怖で支配する魔王か。
――その姿、果たしてどちらが本当なのか。
文字数 11,606
最終更新日 2026.05.29
登録日 2026.05.26
かつて、この世界には「魔法」が実在した。
現代においてその存在は秘匿され、選ばれた血筋のみに受け継がれる「禁忌」となっている。
警視庁捜査一課の若きエース、影村 闇一(かげむら やみいち)。
25歳という異例の若さで警部補に昇進した彼は、謙虚な姿勢と上司への敬意を絶やさない、非の打ち所がない「理想の刑事」として周囲の厚い信頼を集めていた。
――だが、その信頼こそが彼の「隠れ蓑(シャドウ)」だった。
影村の正体は、古代より続く魔導師の末裔。
彼が操るのは、対象の精神を内部から破壊する**「幻覚催眠魔法」**。
証拠不十分、権力の壁、法の限界――。
正当な裁きを逃れ、被害者を嘲笑う罪人たちが現れるとき、彼の蒼き瞳が静かに光を放つ。
「……返してあげる。本来、君がいるべき闇へ」
これは、法の光と魔法の闇を使い分ける男が、現代の腐敗を秘密裏に掃除していく**「断罪」の記録。**
文字数 27,448
最終更新日 2026.05.06
登録日 2026.02.12
6
件