ミカンぐみ

ミカンぐみ

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恋愛 連載中 長編
ピアノコンクール当日、この日の為に準備したドレスを着て、ステージ袖から客席を眺めていた。 パパは来れない。 ずっといろんなこと我慢してきたけど。抑え込んでいたものが溢れ出してくる。 ピアノも、学校も、家も、何もかもどうでもいい。 突如足元に現れた得体のしれない黒い渦。 禍々しい黒い靄のようなものが渦巻き、その奥を覗こうとしても底知れない闇があるだけだった。 本能が警鐘を鳴らしていたのに、私は引き込もうとする渦に抗わなかった。 まさか異世界に飛ばされてしまうなんて思いもしなかったけれど…。 異世界では番だの結婚だの聖女だの…、私を置いてきぼりにして話が進んいく。 そんな時、私を助けてくれたのは稀代の魔術師と呼ばれる王弟だった。
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文字数 2,239 最終更新日 2025.02.01 登録日 2025.01.30
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