こばやしゆうと

こばやしゆうと

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現代文学 連載中 長編
「三十歳になっても、くだらん人生なら、今度こそ死のう」 二十歳の誕生日、佐藤大輝はそう決めた。 死ぬことは怖かった。 だから、今すぐ死ぬことはできなかった。 ならば十年だけ、生きてみよう。 勉強ができること。 人より優れていること。 誰かに認められること。 それだけが、自分の価値だと思っていた。 特別でいたい。 誰よりも上に行きたい。 認められたい。 その願いは、やがて少年を「正しい人間」であろうとする怪物へ変えていく。 友情があった。 初恋があった。 音楽との出会いがあった。 誰かに救われたこともあった。 それでも、僕は自分自身を救えなかった。 人を見下し、誰かのために自分を削り、 誰にも理解されないくらいなら、一人でいる方がいいと思うようになった。 やがて僕は、人として生きることを諦め、 バケモノとして死ぬことを望むようになる。 これは、いつか何処かの君へ届くかもしれない、ひとりの人間の記録。 そして―― タイトルの意味を知ったとき、思い浮かぶ人に届けてほしい。
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文字数 77,014 最終更新日 2026.09.14 登録日 2026.08.02
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