「クリスチアーヌ。お前との婚約は解消する」
今から1年前。侯爵令息ブノアは自身の心変わりにより、ラヴィラット伯爵令嬢クリスチアーヌとの関係を一方的に絶ちました。
しかしながらやがて新しい恋人ナタリーに飽きてしまい、ブノアは再びクリスチアーヌを婚約者にしたいと思い始めます。とはいえあのような形で別れたため、当時のような相思相愛には戻れません。
でも、クリスチアーヌが一番だと気が付いたからどうしても相思相愛になりたい。
そこでブノアは父ステファンと共に策を練り、他国に存在していた魔法・魅了によってナタリーに操られていたのだと説明します。
((クリスチアーヌはかつて俺を深く愛していて、そんな俺が自分の意思ではなかったと言っているんだ。間違いなく関係を戻せる))
ラヴィラット邸を訪ねたブノアはほくそ笑みますが、残念ながら彼の思い通りになることはありません。
――魅了されてしまっていた――
そんな嘘を吐いたことで、ブノアの未来は最悪なものへと変わってゆくのでした――。
文字数 24,147
最終更新日 2022.07.04
登録日 2022.06.12
「アルマ様っ、どうしてその男と手を繋いでいらっしゃるのですか!? 『婚約者とは別れる』、そう約束してくださったのに!!」
それは伯爵令嬢アルマが、ライアリル伯爵家の嫡男カミーユと――最愛の婚約者と1か月半ぶりに再会し、デートを行っていた時のことでした。突然隣国の子爵令息マルセルが現れ、唖然となりながら怒り始めたのでした。
そして――。
話が違うじゃないですか! 嘘を吐いたのですか!? 俺を裏切ったのですか!? と叫び、カミーユの前でアルマを追及してゆくのでした。
アルマは一切浮気をしておらず、そもそもアルマとマルセルはこれまで面識がなかったにもかかわらず――。
文字数 23,915
最終更新日 2022.06.26
登録日 2022.06.05
『わたしはいずれ、侯爵夫人と商会頭夫人になるの。どう? 羨ましいでしょ?』
『貴方の婚約者は、わたしの婚約者の足元にも及ばないわね? ぷぷ』
などなど。伯爵令嬢フロリアーヌは有力な侯爵令息と婚約したことにより、各所で婚約者マウントを取るようになっていました。
「フロリアーヌ。そんなことは今すぐやめて、該当者に謝罪を行いなさい」
幼馴染であるアニーが親身になって注意をするも聞き入れはせず、それどころかそんなアニーを小馬鹿にして、フロリアーヌはマウントを取り続けてゆきました。
その結果――
フロリアーヌの日常は、まもなく一変することになるのでした。
文字数 26,134
最終更新日 2022.06.08
登録日 2022.05.15
今日は私が、ラファオール伯爵家に嫁ぐ日。ついにハーオット子爵邸を出られる時が訪れましたので、これまで隠していたことをお伝えします。
お姉様たちは私を苦しめるために、私が苦手にしていたクロード様と政略結婚をさせましたよね?
ですがそれは大きな間違いで、私はずっとクロード様のことが――
文字数 30,644
最終更新日 2022.06.05
登録日 2022.05.08
「サラ・ローティシアル! 君との婚約は、この瞬間を以て破棄する!!」
ローティシアル伯爵令嬢のサラ。彼女の婚約者であるヘクターは心変わりをしており、今の想い人と交際を行うためサラの罪を捏造していました。
その結果サラは大勢の前で婚約破棄を宣言され、周囲からは白目で見られるようになってしまうのですが――。
「お待ちくださいまし。わたくし、今のお話は納得できませんわ」
そんな時でした。
サフェタンエス侯爵令嬢、アリーヌ。いつも激しくサラをライバル視をしていたはずの人が、二人の間に割って入ったのでした。
文字数 39,985
最終更新日 2022.06.03
登録日 2022.04.24
「殿下ぁ。大好きですぅ」
「俺も大好きだよ、リビア」((なんてな))
この女は男ウケしそうなキャラを演じていて、俺を籠絡し王太子妃になろうとしている――。狡猾な王太子マクソンスは、すり寄って来た公爵令嬢リビアの狙いを見抜いていました。
しかしながら――
現婚約者である聖女ルシーは、心が清らかな為つまらない。
対してリビアは打算塗れで、こんな女を傍に置いておけば毎日が面白くなる。
操ろうとしている者を手のひらで転がすほど、愉快なことはない。
――そんな理由で彼は引っかかっているフリをして、ルシーとの縁を切りリビアを婚約者にしようとします。
ですが――。その選択によって彼は、大きな誤算を招いてしまうこととなるのでした。
文字数 24,048
最終更新日 2022.05.23
登録日 2022.05.01
「こういうことなの、メリッサ。だからね、アドン様との関係を解消してもらいたいの」
「今の俺にとって1番は、エステェ。2番目を心から愛することなんてできるはずがなくて、そんな状況は君にとってもマイナスしか生まない。そうだろう?」
大事な話がある。そう言われて幼馴染が暮らすファレナルース伯爵邸を訪れたら、幼馴染エステェの隣にはわたくしの婚約者がいました。
どうやら二人はわたくしが紹介をした際に共に一目惚れをして、内緒で交際をして昨日恋人になっていて――。そのままだと婚約できないから、『別れて』と言っているみたいですわ。
……そう。そうなのね。分かったわ。
わたくし達が結んでいる婚約は、すぐに白紙にしますわ。
でもね、エステェ、アドン様。これで幸せになれると貴方達は喜んでいるけど、そうはならないと思うわ。
だって平然と幼馴染と婚約者を裏切るような人達は、いずれまた――
文字数 37,900
最終更新日 2022.05.16
登録日 2022.04.10
私ジゼルは、世界で一番の幸せ者です。なぜなら、この世で最も素敵な御方――バフェテンス公爵家の嫡男である、コルベット様の婚約者にさせていただいているのですから。
「どうだ、この景色は! こんな絶景、俺が連れて来てやらなければ絶対に目にはできなかったんだぞ。感謝しろよ」
「はぁ、なんなんだこの誕生日プレゼントは。手編みのマフラーなんて要らないんだよ。今度からはもっとマシなものにしろ、いいな?」
しかもコルベット様はいつもお優しくって、至らぬ点があればすぐに叱ってくださるんですよ。なので私は毎日、大きな幸福を感じていたのですが――
「残念ながら、その考えは大間違い。君は、自分は世界一の幸せ者だと思い込まされているんだよ」
ある日唐突に、私の認識は一変することになるのでした。
文字数 27,811
最終更新日 2022.05.11
登録日 2022.04.17
※今後は不定期という形ではありますが、番外編を投稿させていただきます。
あらゆる手を使われて参加を余儀なくされた、侯爵令嬢ヴァイオレット様主催のパーティー。この会には、先日婚約を破棄された私を嗤う目的があるみたいです。
けれど実は元婚約者様への好意はまったくなく、私は婚約破棄を心から喜んでいました。
そのため何を言われてもダメージはなくて、しかもこのパーティーは侯爵邸で行われる豪華なもの。高級ビュッフェなど男爵令嬢の私が普段体験できないことが沢山あるので、今夜はパーティーを楽しみたいと思います。
文字数 49,851
最終更新日 2022.04.19
登録日 2022.03.06
私ルーラは国王陛下の命により9年間、婚約者であるナタン殿下が次期王に相応しいかどうか秘密裏に採点を行ってきました。
そんなナタン殿下は幼い頃は立派な御方だったものの、成長と共に内面が悪化。表向きは君子なものの実際には様々な問題点がある問題児となってゆき、ついには不適当だと判断せざるを得なくなってしまいました。
ですがかつては確かに、次期国王に相応しい御方でした。ですのでお胸の中には当時のような心が残っていると信じて、最後のチャンスを用意することにしたのです。
殿下はご自身の過ちに気付き、お考えを改めてくださるのでしょうか……?
文字数 19,025
最終更新日 2022.04.15
登録日 2022.03.27
※明日(3月6日)より、もうひとつのエピローグと番外編の投稿を始めさせていただきます。
我が儘で強引で性格が非常に悪い、筆頭侯爵家の嫡男アルノー。そんな彼を伯爵令嬢エレーヌは『ブレずに力強く引っ張ってくださる自信に満ちた方』と狂信的に愛し、アルノーが自ら選んだ5人の婚約者候補の1人として、アルノーに選んでもらえるよう3年間必死に自分を磨き続けていました。
けれどある日無理がたたり、倒れて後頭部を打ったことで前世の記憶が覚醒。それによって冷静に物事を見られるようになり、ようやくアルノーは滅茶苦茶な人間だと気付いたのでした。
「オレの婚約者候補になれと言ってきて、それを光栄に思えだとか……。倒れたのに心配をしてくださらないどころか、異常が残っていたら候補者から脱落させると言い出すとか……。そんな方に夢中になっていただなんて、私はなんて愚かなのかしら」
そのためエレーヌは即座に、候補者を辞退。その出来事が切っ掛けとなって、エレーヌの人生は明るいものへと変化してゆくことになるのでした。
文字数 76,788
最終更新日 2022.03.26
登録日 2022.01.23
「ふ~ん。レナエルはオーガスティン様を愛していて、しかもわたくし達に内緒で交際をしていましたのね」
姉レナエルのものを何でも欲しがる、ニーザリア子爵家の次女ザラ。彼女はレナエルのとある寝言を聞いたことによりそう確信し、今まで興味がなかったテデファリゼ侯爵家の嫡男オーガスティンに好意を抱くようになりました。
「ふふ。貴方が好きな人は、もらいますわ」
そのためザラは自身を溺愛する両親に頼み、レナエルを自室に軟禁した上でアプローチを始めるのですが――。そういった事実はなく、それは大きな勘違いでした。
オーガスティンを愛しているのは姉レナエルではなく、恐ろしい性質を持った侯爵令嬢マリーで――。
※全体で見た場合恋愛シーンよりもその他のシーンが多いため、2月11日に恋愛ジャンルからファンタジージャンルへの変更を行わせていただきました(内容に変更はございません)。
文字数 54,955
最終更新日 2022.03.21
登録日 2022.02.06
子爵令嬢の私エヴァと、伯爵令息のディオン様。私達は数多くの困難を乗り越え、想いを伝え合ってから4年後の今日、ついに恋人となりました。
ですが……。思い出の場所でディオン様とキスを交わして別れ、多くの幸せを感じながらお屋敷に戻った際のことでした。
ザネトリア侯爵家の嫡男、アンベール様。先月学院を卒業された前生徒会長様がいらっしゃっていて、
ここは『乙女ゲーム』の世界で、お前はヒロインなんだ!
お前はこのルートのヒーローである俺と結ばれる運命にあるから、ディオンじゃなくて俺のモノになれ!
突然、そんなことを仰られたのでした。
※ジャンルは恋愛としておりましたが、乙女ゲームや転生という要素がありますので、ジャンルをファンタジーへと(恋愛のあるファンタジーへと)変更させていただきました。
もちろん、お話自体に変更はございません。
文字数 32,611
最終更新日 2022.03.18
登録日 2022.02.20
精霊王からの加護を得るため、100年に1度生贄を捧げる仕来りがある国・ニッケリーズ。今回はターザッカル伯爵家の長女リヴィアが選ばれていたのですが、生贄になりたくないリヴィアと長女を可愛く思う両親の罠により、次女ラシェルが身代わりとして生贄にされてしまいました。
ラシェルは両親達の罠によって自分の意思を失っており、唯々諾々と自身の身を捧げようとします。しかしながらそんな彼女を待っていたのは『死』ではなく、優しい心を持つ新たな精霊王との出会いだったのでした。
文字数 54,789
最終更新日 2022.03.09
登録日 2022.01.30
自分勝手で我が儘で、女癖が悪い婚約者オラース。娘は自分達が幸せになるための道具と考えていて、問題の多い侯爵家の嫡男と無理やり婚約をさせた両親。
そんな人間に囲まれ将来を不安視していた子爵令嬢ノエルは、2年前から家を出て新たな人生を歩む準備を進めていました。
そしてそれが可能となる最後の条件が、『オラースが興味を失くすこと』。けれどオラースはノエルに夢中で達成は困難だと思われていましたが、ある日そんなオラースは心変わり。現在の最愛の人・男爵令嬢ロゼッタと円滑に結婚できるよう、ロゼッタへの嫌がらせなどを捏造された上で婚約破棄を宣言されてしまったのでした。
「オラース様。私は全てを認め、罰として貴族籍を手放し『家』を去ります」
その罪を認めれば様々な問題が発生してしまいますが、今あるものを全部捨てるつもりだったノエルにはノーダメージなもの。むしろ最後の条件を満たしてくれたため嬉しい出来事で、それによってノエルはつい「ふふふふふ」と笑みを零しながら、その場を去ったのでした。
そうして婚約者や家族と縁を切り新たな人生を歩み始めたノエルは、まだ知りません。
その笑みによってオラースは様々な勘違いを行い、次々と自滅してゆくことになることを――。
自身にはやがて、とある出会いが待っていることを――。
文字数 46,230
最終更新日 2022.02.18
登録日 2022.01.09
シーザニル侯爵家の嫡男、ヴァンサン。彼はパーティーで見かけた子爵令嬢・リアナを気に入り、強引な手を使って自分のものにしようと企み始めます。
高い地位や、シーザニル家の強力な『影』。様々な武器を使い無理やり結婚をさせようとしていたヴァンサンでしたが、そんな彼はまだ知りません。
ヴァンサンが目をつけたリアナには、大きな秘密があることを――。
文字数 42,360
最終更新日 2022.02.01
登録日 2022.01.03
俺の婚約者であるレーズリック伯爵令嬢ルーシーには、かつての婚約者に心を酷く傷つけられたという過去がある。
幸いにもその時の傷は俺と過ごしているうちに癒え、今では幸せな毎日を過ごせているのだけれど――。私用で一週間ほど会えなかった間に、元婚約者ピエールが復縁を求めて迫ってくるようになっていたらしい。
自死を考えてしまうほどに彼女を傷付け捨てたくせに、また近づいてくるだなんて。そんなことが許されるはずはなく、だから俺は――
文字数 30,433
最終更新日 2022.01.19
登録日 2021.12.26
あのね。殿下は聖女様に心変わりをされて、理不尽に婚約破棄をされちゃったの――。
はぁ。関係者全員に、罰が当たらないかなぁ――。
6年前無理やり私を婚約者にしたくせに、結婚式まで3か月となった今日一方的に婚約破棄を宣告されたこと。おまけにお父様達は殿下や陛下と取り引きをしていて、私を悪者に仕立て上げて追放する準備を始めたこと。
それらを私は、唯一の親友に――7年前に偶然助けたことで仲良くなった、ラグドールのノアに愚痴った。
そうしたら…………え!?
ノアはラグドールじゃなくて、神様が住む世界に居た神獣!?
これから神の力を使って、関係者全員に罰を与えに行く!?
ノアからビックリする秘密を聞かされて、そうして私の長い長い1日が始まったのでした――。
文字数 40,310
最終更新日 2022.01.18
登録日 2021.12.19
婚約者様へ。
昨夜参加したリーベニア侯爵家主催の夜会で、私に関するとある噂が広まりつつあると知りました。
そちらについて、とても大事なお話がありますので――。これから伺いますね?
文字数 28,570
最終更新日 2022.01.05
登録日 2021.12.12
※12月23日、本編完結いたしました。明日より、番外編を投稿させていただきます。
大切な妹、マノン。そんな彼女は、俺が公務から戻ると部屋で泣いていた――。
その原因はマノンの婚約者、セガデリズ侯爵家のロビン。ヤツはテースレイル男爵家のイリアに心変わりをしていて、彼女と結婚をするためマノンの罪を捏造。学院で――大勢の前で、イリアへのイジメを理由にして婚約破棄を宣言したらしい。
そうか。あの男は、そんなことをしたんだな。
……俺の大切な人を傷付けた報い、受けてもらうぞ。
文字数 30,477
最終更新日 2021.12.27
登録日 2021.11.28