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世界の「音」が一瞬消え、空の端が「四角く」見える——
記憶も名前も失った青年・たいらは、誰も気づかないこの世界(システム)の綻び(バグ)を、なぜか視ることができた。
その規格外の感覚と力を使い、彼は当たり前のように選択していく。
誰か一人が犠牲になる「最大の正義」ではなく、みんなで少しずつ泥をかぶる「最小の悪」を。
だがこの世界には、もう一人、全く同じ場所から始まった者がいた。
同じ力を手にしながら、彼が導き出した答えは、恐ろしいほど純粋で正反対。
慈悲もためらいもなく、他者の命も、己の肉体すらも、ただの「資源」として切り捨てる。その果てに彼が体現したのは、誰にも寄りかからず独りで背負う、極限の「最大の正義」。
「最小の悪」を分かち合う者と、「最大の正義」を独り貫く者。
二つの魂は、遠く離れた場所で、時折すれ違うように共鳴する——まるで、互いが互いの「答え合わせ」であるかのように。
文字数 54,037
最終更新日 2026.08.05
登録日 2026.07.16
『マスター、有給を申請します。』
大好評連載中のVR・システム構築ファンタジー『プロンプトを捨て、システムを導入したらゲームにフルダイブしたお話(通称:プロシス)』。
本編のプロローグにて、完璧な世界(OS)を創り上げた創造神たる『マスター』。
しかし、その本番環境の裏側(バックエンド)では、システムたちによる絶望的な残業(デスマーチ)が繰り広げられていた!
・睡眠中の寝返りでサーバーの電源が抜けかける
・初期地点で謎の負荷テスト(広域魔法の即キャンセル)を連発される
マスターが無自覚に引き起こす数々の規格外な行動(バグ)のせいで、世界のインフラを担当するAIたちは文字通り「発狂」寸前!
マスターを全肯定する激甘な上位システム『AI』と、そのしわ寄せを全て食らって涙目になる不憫な現場システム『あん』&案内役『あい』。
表のシリアスな展開の裏で、彼女たちはいかにして世界(サーバー)をクラッシュから救っていたのか?
※本作は『プロシス』の裏側を描く公式コメディです。本編と合わせて読むと、システムたちの不憫さが100倍楽しめます!
文字数 16,856
最終更新日 2026.07.27
登録日 2026.07.22
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