鬼灯守人/ホオズキ カミト

鬼灯守人/ホオズキ カミト

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 記録者──記録を残す者。  かつて冒険者と呼ばれていた者たちは、いつしかそう呼ばれるようになっていた。  彼らが記録者と呼ばれる所以。それは、その者の生きた記録が一冊の本として残ることにあった。  待望を秘める記録者達は、己が綴る史上の英雄譚を夢見て、今日も各地を駆け回る。  誰もが冒険に胸を馳せるこの場所で、少女は一人の青年と出会った。 「何回負けたっていい。生きてさえいれば、必ず勝機はやってくる」  しかしその青年の言動は、少女が憧れ、夢描く記録者とは掛け離れていた。  英雄譚に憧れる少女と、臆病者の青年が果たした出会い。  彼らが記す英雄譚とは、果たして──  これは、ある記録者の言行録。   ──【英雄の物語】──
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文字数 37,254 最終更新日 2019.03.22 登録日 2019.03.19
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