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ライト文芸 連載中 短編 R15
もう日本から消えて久しい公衆電話は異世界への扉らしい。 誰も居ない電話ボックスへ入ると赤いテレホンカードが残されていて公衆電話に入れると異世界へと繋がる扉が開く。 その噂が有名になったのは怪談系配信者が不気味な赤いテレホンカードを拾ったと投稿したのが始まりだった。 スナックの名刺のようだと言われていたテレホンカード。 配信者は試しにそれを使って公衆電話から視聴者へ電話をかけるという生配信をしていた時に忽然と姿を消した。 それ以来その配信者が動画をアップする事はなかった。 その動画のコメント欄に投稿された公衆電話は異世界への入り口になっている。 そんなコメントを最初はみんな馬鹿にしていた。 けれどその動画が話題になって色んな配信者がテレホンカードを試すとみんな失踪した。 そうしてネットでは公然の事実のように扱われるようになった。 最初に公衆電話は異世界への入り口になっていると投稿したアカウントは削除されていてもう確認する事は出来ない。 事実を確かめるには自分で扉を開ける以外に方法はない。 結果として何が待ち受けるかも知らずに。
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文字数 72,630 最終更新日 2025.05.31 登録日 2025.04.19
ある日、十七才の春に僕は病院で色のない少女と出会う。 それは、この場所で出会わなければ一生関わる事のなかった色のない彼女とモノクロな僕の 秘密の交流。 彼女との交流によって諦観でモノクロだった僕の世界は少しずつ色づき始める。 十七歳、大人でも子どもでもないトクベツな時間。 日常の無い二人は限られて時間の中で諦めていた当たり前の青春へと手を伸ばす。 不器用な僕らの織り成す物語。
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文字数 113,872 最終更新日 2025.02.09 登録日 2023.06.04
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