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はるか、はるか遠い北の果て、「堕神島(だしんとう)」と呼ばれる島があった。
一年中、凍えるような寒さに包まれた島、青と白の氷原がどこまでも広がり、いつも雪におおわれた氷山がそびえている。
そこには、ちょっと変わったアザラシたちが暮らしていた。
おおむかし、彼らは空のかなた、高い高いところに住む神々だったという。
けれど、ある大きな罪をおかしたことで、天の罰を受けた。
そのすがたは、今のようなアザラシへと変わってしまったのだ。
やがて春が来て、花が咲くころ。
アザラシたちは海の底を流れる暗い潮に身をまかせ、人間たちが暮らす入り江の漁村へ、そっともぐっていく。
月がまんまるになる夜。
彼らは身につけていたアザラシの皮をぬぎすて、本来の美しい神のすがたへと戻る。
そうして一匹、また一匹と海に浮かびながら、夜空にうかぶ白い月から降りそそぐ、光のしずくを静かに味わうのだった……。
☆ ☆ ☆
この物語は、あるアザラシが、自分のコロモを探し求め、遠い故郷へ帰るまでのお話です。
※執筆済み・毎週金・土・日更新
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文字数 3,141
最終更新日 2026.09.04
登録日 2026.09.04
少女波有は、どこにでもいるような、地味で「冴えない」平凡な門下生にすぎなかった。しかしある日、一匹の不思議な小亀を助けたその時から、運命の歯車は加速し始める——。
それが、連鎖するように続く奇遇と冒険の始まりだった。
猛烈な暴風雨の襲撃、偶然迷い込んだ「人魚の島」、招待を受けた「南海の宮殿」、さらには雪山の頂を超え、砂漠での秘宝奪還に命を懸ける。
山を越え海を越える過酷な旅は、かけがえのない仲間たちとの絆を育むと同時に、波有の隠された身世を一枚ずつ剥いでいく。
最強の闇が降臨する時、名もなき雑草のようにひたむきな少女が逆流に立ち向かう。
たとえ記憶はなくても、たとえ力が及ばずとも。 彼女はその細い手で、前世から続く縁を掴み取るために。
——これは、失われた自分を探し、勇気と共に歩む「帰還」の物語。
※執筆済み・ほぼ毎日更新
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文字数 406,880
最終更新日 2026.08.23
登録日 2026.05.31
少女波有は、どこにでもいるような、地味で「冴えない」平凡な門下生にすぎなかった。しかしある日、一匹の不思議な小亀を助けたその時から、運命の歯車は加速し始める——。
それが、連鎖するように続く奇遇と冒険の始まりだった。
猛烈な暴風雨の襲撃、偶然迷い込んだ「人魚の島」、招待を受けた「南海の宮殿」、さらには雪山の頂を超え、砂漠での秘宝奪還に命を懸ける。
山を越え海を越える過酷な旅は、かけがえのない仲間たちとの絆を育むと同時に、波有の隠された身世を一枚ずつ剥いでいく。
最強の闇が降臨する時、名もなき雑草のようにひたむきな少女が逆流に立ち向かう。
たとえ記憶はなくても、たとえ力が及ばずとも。 彼女はその細い手で、前世から続く縁を掴み取るために。
——これは、失われた自分を探し、勇気と共に歩む「帰還」の物語。
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登録日 2026.05.31
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