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白髪と銀杏色の瞳が個性のミハル。
彼は小学生の身でありながら突然異世界に召喚され、国の即戦力として期待される…はずだった。
しかし、召喚と同時に授かった力は覚えがいいのと特定の範囲を魔法で支配出来る事のみ。
有効利用への兆しが見えなくなった途端に足切りに遭い、女傑と名高い部隊に飛ばされる。
そこは血気盛んな女の園であり、本来は男性が立ち入る事を禁則されている魔の砦。
一匹の孤児が入れば忽ち喰われる――そう思われていた。
だが、その実情、彼に待っていたのは周りの想像を狂わせるものの連続だった。
「ミハルくんおはよう。今日も格好いいよ」
「ミハル。残すならニアが貰うぞ」
「貴方はここに居ていいの。それを忘れないで」
与えられるのは、想像とは真逆の優しさ。
けれどミハルは、それをどう受け取ればいいのか分からない。
愛される事を知らない少年は、ただただ戸惑う日々を送る。
これは、生まれた世界と異世界ともに居場所がなかった少年が、癖の強い女性に囲まれながらそれを受け入れられるようになるまでの物語。
※カクヨムでも同名で掲載しております。
文字数 28,033
最終更新日 2026.07.07
登録日 2026.07.07
王都の伯爵家に生まれた少年マナは、誠実な人柄で周囲から慕われていた。
しかし、十六歳の儀式で授かったのは、戦う力でも名誉ある才でもない――ただ“治す”だけの能力『再生』。
その凡庸さゆえに家から見限られ、辺境伯家へ婿入りという名目で追いやられてしまう。
辿り着いた先で彼を待っていたのは、老いゆく大地と、盲目の辺境伯夫人。
荒れた村、枯れた土地、誰も希望を持たない現実。
――だが、そのすべてを前にして、マナは歩みを止めなかった。
壊れたものを一つずつ再生しながら、彼はやがて人の心すら変えていく。
これは、家を追われた青年が、自らの価値を証明するために歩き続ける物語。
(旧名:自称『無能でヘタレ』開拓者の真心日誌)
文字数 19,112
最終更新日 2026.03.21
登録日 2026.03.16
「お前みたいなチビにもう用はねぇ。さっさとママの元へ帰りな」
鮮明に残ったのは彼のこの一言だった。
僕の名前はカイラ。
Aランクパーティ『雷鳴の獅子』に所属していた、しがない冒険者だ。
元々、小間使いに近い扱いを受けてきた僕だけど、リーダーのこの一言を皮切りに解雇されてしまった。
途方に暮れる中、僕はその日の内に別のパーティに籍を置くことになる。
普人族以外で構成されたガールズパーティ『青のフラッグ』に。
頭を撫でられ、枕にされ、無茶をすれば叱られる。
かつての冒険者稼業ではありえなかった優しさに、僕は戸惑いを隠せない。
そして気づいた頃には、かつての仲間にせがまれても切ってしまう程にここが気に入ってしまう始末。
鬼人の女戦士、エルフのコンジャラー、ドワーフの僧侶。
一癖あり訳ありのお姉さんズに囲まれながら、僕のご褒美だらけの毎日は始まった…。
「カイラちゃん…ずっと傍にいてね」
「お望みとあらば」
登録日 2026.03.31
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