夏川 流美

夏川 流美

小説家になろうメインで書いている人です。 コンテストに惹かれて登録しました。
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――あぁ、お母さん、お父さん。つまりは僕、透明になってしまったようです……。 *  朝、目が覚めたら、透明人間になっていた。街行く人に無視される中、いよいよ自分の死を疑い出す。しかし天国、はたまた地獄からのお迎えは無く、代わりに出会ったのは、同じ境遇の一人の女性だった。  元気で明るい女性と、何処にでもいる好青年の僕。二人は曖昧な存在のまま、お互いに惹かれていく。 しかし、ある日、僕と女性が目にしてしまった物事をきっかけに、涙の選択を迫られる――
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文字数 23,347 最終更新日 2019.04.27 登録日 2019.03.10
 人身売買が許されるようになった世の中。檻の中から私を睨みつけてきたのは、鈴木拓という15歳の少年だった。  毎月2万払いで拓を買った私。無愛想なだけだと思っていたが、どうやら拓は喋れないらしい。  そんな拓の家庭力に驚かされながらも、夏を越え、秋を越え、そして冬を過ごしていく。拓は少しずつ、笑顔を見せてくれるようになった。  順調だと思っていた。でもそれは、きっと勘違いだった。氷のような風が肌を刺す、真冬、拓は突然いなくなった。  仕事から帰ったら、いつもなら家で待ってくれていた拓の姿が、その日は何処にも無かった。  なんの前触れもなく消えた拓。1人分にしては多すぎる料理と、割れた茶碗を台所に残して――
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