1
件
「曖昧な指示はトラブルの元」――それを死ぬほど思い知っていたはずなのに。
ゆるブラック企業で過労死した加藤孝一は、女神に転生特典を貰うも要件定義を怠ったせいで、人間なのに魔物と同じ「テイム対象」として異世界に放り出された。そんなカトーを拾ったのは、落ちこぼれの烙印を押されたテイマーの少女。そして成り行きで加藤は彼女の“使い魔”に。
自由を奪われた最悪のスタート。……のはずだったが。
「仕事を丸投げせず一緒に泥を被ってくれる。俺を必要としてくれる。気遣ってもくれるし、評価して責任まで取ってくれる。この上司……ホワイトすぎないか?」
前世で磨いた社会人スキルに、転生特典で得た規格外の身体能力。そこにスキル化された「社畜精神」まで加わり、加藤の仕事ぶりは、もはや異世界の常識を振り切っていた。
理不尽な依頼は圧倒的な実務能力で捌き、不利な契約は特記事項でひっくり返し、怠惰な既得権益者からは仕事を丸ごと奪い取る──。
そうして加藤たちは社会人の流儀で異世界の「お仕事」を変えていく。周囲からの感嘆と戸惑いと畏怖を集めながら。
これは、前世で社畜として擦り切れた男が、まともな“上司”に出会ってしまったが為に始まった物語。
文字数 6,576
最終更新日 2026.06.07
登録日 2026.06.07
1
件