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「未来が分からないこと」を恐れている16歳の少女・未来。
16歳の誕生日を境に、数日後の出来事を鮮明な夢として見るようになる。
未来の夢が次々と現実になる。
「未来を知れば、失敗を防げる」
と思った未来は、夢を利用して未来を変え始める。
しかし、未来を変えることで新しい未来が生まれ、次第に自分自身を見失っていく。
そして時也への恋心にも気づく。
未来が見えることは、未来を知ることなのか。
それとも、未来を選ぶ力を手に入れることなのか。
主要登場人物
① 水瀬 未来(みなせ・みく)/16歳
主人公。
高校1年生。
明るく振る舞っているものの、心の中ではいつも、
「私、この先どうなるんだろう」
という漠然とした不安を抱えている。
幼い頃から想像力が強く、未来を勝手に想像してしまう「妄想癖」があった。
そのため周囲からは、
「未来ちゃんって、考えすぎだよね」
と言われることも。
16歳の誕生日を境に、数日後に実際に起こる出来事を、現実と区別できないほど鮮明な夢として見る能力が発現する。
しかし未来が見えるようになったことで、逆に彼女は悩み始める。
② 桐生 時也(きりゅう・ときや)/16歳
未来のクラスメイト。
物静かで、時計や古い機械が好き。
将来は時計職人になりたいと思っているが、家族からは安定した大学進学を勧められている。
未来とは幼い頃からの知り合い。
未来の「妄想話」を昔から唯一まともに聞いてくれた少年。
未来が未来を見始めたことにも、いち早く気づく。
③ 星野 莉奈(ほしの・りな)/16歳
未来の親友。
明るく現実的。
恋愛にも積極的で、
「未来が見えないからこそ、今を楽しむんじゃん!」
というタイプ。
未来が未来を見る能力を持った後も、怖がるどころか、
「それってめちゃくちゃ凄くない?」
と最初は面白がる。
しかし次第に、未来の苦しみを理解していく。
文字数 21,476
最終更新日 2026.09.15
登録日 2026.09.11
学生時代の思い出は美しい。
しかし、過去に戻ることはできない。
「あの時こうしていれば」
「あの時、好きだと言っていれば」
そんな後悔は、時間が経っても完全には消えない。
でも――。
過去をやり直す必要はない。
過去に置いてきた「夢」や「気持ち」を、現在の自分がもう一度拾い上げることはできる。
👦主要登場人物
① 朝倉 恒一(あさくら・こういち)
31歳・男性/主人公
現在は都内で働く会社員。
仕事も生活も大きな不満があるわけではない。
しかし、毎日をただ繰り返しているような感覚に陥っている。
学生時代は絵を描くことが好きで、将来はイラストレーターになる夢を持っていた。
だが、いつしか夢を諦め、「現実的に生きること」を選んだ。
自転車、夕焼け、文化祭、夏祭り――。
何気ない風景を見るたび、時々思い出す少女がいる。
② 桜井 美月(さくらい・みづき)
31歳・女性/主人公が学生時代に好きだった少女
明るく自然体。
文化祭では主人公と同じ実行委員。
誰にでも優しいが、実は自分自身の未来について悩んでいた。
学生時代の夢は「人の心を動かす仕事」。
主人公とは仲が良かったものの、最後まで互いの気持ちをはっきり伝えられなかった。
現在、どこで何をしているのかは分からない。
③ 田中 恒一郎(たなか・こういちろう)
31歳・男性/主人公の親友
学生時代からの悪友。
文化祭では主人公と一緒に出し物を担当。
現在も主人公とは時々連絡を取っている。
「お前、昔はもっと楽しそうだったよな」
と、主人公の変化に気づいている人物。
④ 高橋 由香
31歳・女性/美月の親友
文化祭の実行委員仲間。
当時から主人公と美月の関係を面白がっていた。
現在の美月について、ある重要なことを知っている。
⑤ 朝倉 恒一・少年時代
15~16歳
同じ人物だが、現在の主人公との対比として描く。
夢を語り、くだらないことで笑い、好きな女の子のためなら遠回りもできた少年。
⑥ 桜井 美月・少女時代
15~16歳
主人公と同じ時間を過ごした少女。
文化祭の準備。
学校帰り。
自転車。
夏祭り。
そして――。
「いつか、大人になったら何してるんだろうね」
という言葉を主人公に残している。
学生時代の思い出は美しい。
しかし、過去に戻ることはできない。
「あの時こうしていれば」
「あの時、好きだと言っていれば」
そんな後悔は、時間が経っても完全には消えない。
でも――。
過去をやり直す必要はない。
過去に置いてきた「夢」や「気持ち」を、現在の自分がもう一度拾い上げることはできる。
文字数 4,537
最終更新日 2026.09.15
登録日 2026.09.15
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