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客の来ない辺境の食堂に、災厄級《凍焔の暴食竜》の死骸が運び込まれた。
誰も手を出さないその肉を、料理人ラウデルは今日の仕入れにする。
外からの火では硬いままの「火喰い喉笛」は、溜め込んだ熱で内側から蒸し上げる。卓に垂らせば湯気が立つ「焔脂油」を添えた一皿が、凍えた客の手を温め、閑古鳥の店に最初の銀貨を呼び込んだ。
凍りつく胃袋、沈む肝、加熱から十分で爆ぜる尻尾。癖の強い部位ほど、誰も知らない名物に化ける。
魔物採集人が部位を仕入れ、市場の女将が売り方と量産を仕切り、食品監察官が提供の可否を見極める。占術師の少女が示すのは、機会が訪れる「時と場所」だけ。料理の答えは、ラウデル自身が鍋の中で見つけるしかない。
処分代で稼ぎ、買い取り価格で競り合い、独占を狙う解体ギルドと渡り合う。目指すは、事故で閉ざされた災厄級の解体場――大工房。
町じゅうを巻き込む大調理で、第一部は完結。黒板の品書きは、第二部でさらに増えていく。
文字数 19,022
最終更新日 2026.11.08
登録日 2026.11.07
聖女は辞めました。けれど、あの子は放っておけませんわ!
大司教を殴り、王子への祝福を拒んだ悪役聖女ロザリンデは、新しい聖女リリに役目を譲って自由の身に。
ところが、後任は食事も休みも後回しにして、「はい、大丈夫です」と笑うばかり。
気になったロザリンデは、今日もたまたま彼女のそばを通りすがる。手には、鉄のメイスを提げて。
メイスとうっかり浄化で悪党は空を飛び、侍女のツッコミは冴えわたる。
しかも救ったはずの少女には、なぜかこちらの強がりまで見抜かれてしまう。
高笑いの似合う公爵令嬢と、助けを求められなかった聖女。
二人で「普通の女の子」を取り戻す、コメディ多めの百合ファンタジーです。
【本編30話+閑話6本/全36本・執筆完了】
初日3本、以降毎日21:00更新。
※本文に生成AIを使用しています。
文字数 10,378
最終更新日 2026.11.08
登録日 2026.11.08
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