干し芋さん

干し芋さん

妄想を書いていきます。何作か下書きは終えてるので毎日数話投稿します。
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恋愛 連載中 長編
虐げられた家から売られた先は、血も涙もないと噂の「鋼の獅子」公爵様の屋敷。 …まあ、上等じゃない。どこへ行ったって、どうせろくなことにはならないんだから。 「今夜から、お前は俺の『薬』だ。黙って命令に従え」 「ずいぶん偉そうね。こっちは仕事なの。治療費はきっちりいただきますから」 こうして始まった、最悪な主従関係。 素直になれない私と、心を閉ざした公爵様。交わす言葉はいつもトゲだらけ。 ――なのに。 夜、二人きりになると、どうしてこの人は、あんなに傷ついた顔をするの? …別に、あんたのためじゃない。ただ、その顔を見てると、調子が狂うだけよ。 これは、似た者同士の二人が、不器用に惹かれ合う物語。 本当に面倒で、厄介で、…どうしようもなく、愛しい契約。
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文字数 1,722 最終更新日 2025.06.09 登録日 2025.06.09
伯爵令嬢の私、アリア。 王太子殿下の婚約者であり、国で唯一の聖女。聞こえはいいけれど、実際は『お飾り』。 家族からは「お前は出来損ないだから、せめて国の役に立て」と虐げられ、婚約者の王太子殿下は、私の実の妹であるリリアばかりを可愛がり、私には見向きもしない。 「紹介しよう。リリアこそが、真の聖女であり、私の愛する女性だ」 ある夜会で、王太子はそう言って私との婚約破棄を宣言した。 家族も、周りの誰もが、私を嘲笑う。 もう、ここには私の居場所はない。全てを諦め、絶望した私の元に、一通の釣書が届く。 相手は、敵国ガルヴァニアの公爵、“氷血公爵”アレクシス。 戦場では鬼神、女遊びは激しく、冷酷非情で誰も愛さないと噂の男。 厄介払いのための、生贄同然の政略結婚。 ――でも、好都合だわ。 もう誰にも期待せず、愛されず、静かに生きていこう。そう決意して嫁いでみれば… 「ようこそ、俺の花嫁。ずっと、お前だけが欲しかった」 待っていたのは、噂とは真逆の、私だけを熱く見つめ、蕩けるほどに甘やかす旦那様の姿だった。 美味しい食事、ふかふかのベッド、美しいドレス。私が今まで知らなかった幸せな日々。 どうやら私、捨てられて嫁いだ方がずっと幸せになれるみたい。 そんなある日、風の噂が届いた。 私を捨てた王国が、偽りの聖女リリアでは手に負えない『災い』に見舞われているらしい。 元婚約者や家族が血相を変えて助けを求めてきても、もう遅い。
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文字数 16,707 最終更新日 2025.06.09 登録日 2025.06.08
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