かおるこ

かおるこ

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恋愛 完結 短編
妻より幼馴染優先ですか? なら、もう結構です。 あなたが差し出した「後回し」を、 私は毎日、笑って飲み込んできました。 記念日も、 熱を出した夜も、 一人で待っていた玄関も。 「ただの幼馴染だから」 その言葉は免罪符みたいに繰り返され、 傷つく私だけが 心の狭い悪者になっていった。 あなたは知らなかったでしょう。 諦めは、 泣き声より静かに始まることを。 ある日を境に、 私はあなたに期待しなくなった。 帰りを待たず、 言い訳を数えず、 愛される順番を欲しがることもやめた。 そして気づいたんです。 あなたが失ったのは、 「文句を言わない妻」じゃない。 どんな時も、 あなたを一番に考えていた人でした。 今さら振り向いても、 もう遅い。 あなたが優先し続けたその人と、 どうぞ最後までお幸せに。 私はようやく、 自分を後回しにしない人生を始めるので。
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小説 22,352 位 / 22,352件 恋愛 5,119 位 / 5,119件
登録日 2026.06.12
現代文学 連載中 短編
十歳の夏、相沢蓮は幼馴染の立花湊と「大人になったら結婚しよう」と指切りをした。 十八歳で上京した湊から「いつか迎えに来る。母さんを頼む」と言われた蓮は故郷に残り、病気がちな彼の母・妙子を支えながら、その帰りを待ち続けてきた。 ところが十五年目の夏、湊は美しい恋人・沙耶を連れて帰ってくる。 「結婚を考えている女性なんだ」 しかも湊は、蓮が信じてきた約束を「子供の頃の冗談」と笑い飛ばした。 湊に気に入られたい沙耶は、妙子の暮らしや庭に入り込み、亡き夫が残した大切な花まで踏みにじってしまう。さらに湊は、母親を長年支えてきた蓮へ「お前はもう家族ではない」と言い放つ。 その瞬間、蓮は十五年間背負ってきた役目を降りることを決意する。 「私はあなたを待っていた。でも、お義母さんを支えた時間まで、あなたを待つためだけだったことにはさせない」 忘れられた約束も、戻らない時間も、もう必要ない。 踏みにじられた花を育て直しながら、蓮は誰かの帰りを待つ人生を終え、自分の名前で小さな店を開くために歩き始める。 これは、幼馴染に捨てられた女性が十五年間を無駄だったことにはさせず、自分自身の未来を育て直す再生の物語。
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小説 22,352 位 / 22,352件 現代文学 754 位 / 754件
登録日 2026.08.06
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