なぎさ

なぎさ

怖いほど一途な執着愛・溺愛を書くのが好きです。甘さと不穏さのある恋愛小説を投稿しています。
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恋愛 連載中 短編 R15
祖父の遺産は、マフィアのボスという椅子だった。 会ったこともない祖父が遺した組織。育ての親を人質に取られ、私――ノエルは半年前、望まぬまま「ボス」の座に就いた。 法律と経済を誰よりも真面目に学んだ。その知識で、この血と暴力の組織を、誰も傷つけないまっとうな企業に変えてみせる。それが私のプライドで、たぶん唯一の武器だった。 ――けれど、紙とペンで戦う小娘を、古参の幹部たちは鼻で笑うだけ。 そんな私に押しつけられた護衛が、セルクだった。銀の髪に金の瞳。やる気がなくて、態度は不遜で、口を開けば私をからかってばかり。なのに。 「どうしようもなくなったら、助けてやる。――ただってわけにゃ、いかんがな」 刺客に襲われ、震える私を抱きしめて、こいつはそう囁いた。底が知れない。掴めない。それなのに、この男の腕の中だけが、なぜか息継ぎができる場所になっていく。 「オレが教えてやる。男のことも、気持ちいいことも、全部」 馬鹿にする口調のくせに、誰よりも私を一人の人間として見ているこの男に、私は少しずつ、溶かされていって――。 「……逃がさねえから、覚悟しとけよ。ボス」 真面目で意地っ張りな女ボスと、底知れない護衛。歪で、甘くて、ちょっと怖い。 そんな二人の物語です。 ◇執着系ヒーロー/溺愛/甘々/ハッピーエンド
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文字数 5,592 最終更新日 2026.06.12 登録日 2026.06.12
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