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   鈴木明はダメダメな少年時代を過ごした。  習い事、勉強、スポーツと何をやっても全部ダメ。  明に才能というものは欠片も存在しなかった。  逆に、二人の幼馴染は才能の塊のような少女であった。  家が近くということもあり、父親にはよく比較された。  完璧な二人と無能な自分。  明は劣等感を抱きながらも、  優しい幼馴染についつい依存してしまっていた。  変わりたい! と心から思った。  命を懸けて戦う探索者となれば、  弱い自分を変えられるかもしれないと思った。  そして、明は―――  一念発起して、探索者への道を歩きだしたのだった。  ※不定期です。気の向いたときに少しずつ投稿します。
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文字数 44,986 最終更新日 2023.12.05 登録日 2023.10.21
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