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この世にはまだ特効薬が見つかってない病が数多く存在する。
その1つが『花吐き病』である。
花吐き病とは原因不明の花を吐くという奇病である。
吐く花の種類によって治療法も緊急処置も結末も異なる。
処置の有無に関わらず、最悪『死』に陥ってしまう可能性もある。
花吐き病の他にも数多くの奇病が存在するが、世間には全くもって知られていない。
治療法や進行速度には個人差がある。
治療をするか、否か。
どのような決断を発症者はするのだろう。
文字数 60,110
最終更新日 2025.03.05
登録日 2020.12.05
「誰かを信じたいかなんて無責任だと思わないかい?」
昔、謎の変死体が発見される事件が急増しており、それに終止符を打った1人の人間がいた。それらの犯人は『異形種生命体』と称される、"見えない"生命体である。異形種生命体が発生する地域を閉鎖し、『旧帝都』という地名を付けられ、国から旧帝都以上の範囲から取り逃がさないように使命を受けた。
現在でもその戦いは行われており、『十二家』という家門、それに従う従者、適正のある人間、それら全てを束ねる『菊花内家』が任務を全うしている。ひとつにまとまっているように思えるが、進化するのは人間側だけではなく、異形種生命体も同様である。さまざまな想いが揺れる中で、誰が、誰を、何を信じることが正しいのか。
これは青年たちと大人たちの戦いの話である。
※厨二と趣味のごった煮
※BLだって百合だって入ってるキメラ
※各章の中で数日前後している場合あり
文字数 43,577
最終更新日 2025.02.22
登録日 2022.09.22
「もう消えたい……____」
いつもの健康診断のために保健室に向かう途中で義足の少女・月宮真夏が出会ったのは、タバコを吸っていた陽キャの少年・明瀬冬馬だった。それから2人はよく会うようになる。
「タバコってどんな味するの?」
「さぁな」
訊いても答えてはくれなかった。
真夏の親友・前原秋菜や冬馬の友達・鹿野春架は真夏とどのように関わっていくのか。
都会から少し離れた郊外の高校が舞台。
人間は傷つき傷つけ合う生物。
悲しい哀しい生物なのだ。
文字数 19,847
最終更新日 2021.05.11
登録日 2021.04.29
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