話が面白い人はそれだけで魅力的です。職場でも学校でも、テレビの世界でも動画の世界でも、頭一つ抜けて人気者になるのは、やはり話が面白い人です。また、話が面白い人はビジネスにおいても高いパフォーマンスを発揮することが多く、会社で重宝され、出世するのも早いと言われています。 さらに、AIの進化にともない、あらゆる人間の活動がAIに代替されるようになりましたが、AIは面白く話すのがそれほど得意ではないようです。面白く話す力は、AIに代替されづらい、人間ならではの能力の一つだとされているのです。
では、どうしたら話が面白い人になれるのでしょうか。 この連載では、元QuizKnockゲームチャンネルプロデューサーで、登録者数32万人の大人気YouTuberのだいふくさんが、動画配信をするなかで培ってきた、AIには真似できない「話が面白い人になるための技術」を解説していきます。
さっそくですが、話が面白くない人の特徴を3つあげます。
①本人が面白そうに話していない
②相手が興味あることを話していない
③構造化ができていない
この3つで、話が面白くない人の特徴の大部分を網羅していると思います。
面白い話をするにはトークテーマが重要で、話が面白くない人はテーマ選びができてないと言われることもあります。もちろんトークテーマも重要ですが、どんなテーマでも上の3つに気をつけることができれば、面白く話せるようになります。それだけで、話が面白い人の上位10%に入ることができるとさえ言えるのです。
もちろん、世の中にはバケモノのように話が面白い人がいます。パッと思いつくのは、明石家さんまさんや小籔千豊さんなどお笑い芸人の方々ですね。彼らは異次元で、上位0.00001%以内と言えるでしょう。
日本で十指に入るようなトップYouTuberもほぼ全員バケモノクラスに話が面白い印象です。
ただ、チャンネル登録者数数万~数十万人クラスのYouTuberはバケモノクラスに話が面白いというわけではなく、上位10%の話の実力があれば肩を並べられるケースがかなり多いと思っています。
つまり、上の3つのポイントを意識して改善するだけで、YouTuberとしてマネタイズできるレベルの話し方は身につくということです。
たとえば私の例で恐縮ですが、私はほぼYouTube1本でご飯を食べています。ただ、私自身は別に飛び抜けて笑いのセンスがあるような、上位0.00001%の優れた話し手ではありません。
それでも、上にあげた「話が面白くない人の特徴」の真逆である、「①面白そうに話す」「②相手が興味あることを話す」「③構造化する」という話し方の基礎をかなり高いレベルで実践できているという自負はあり、そうした話し方の基礎にゲームの魅力をかけ合わせることで、チャンネル登録者数30万人まで来ました。そこから派生してこうやって2冊目の著書のお話までいただいています。ありがたいですね。
さらに個人的に思うこととして、「①面白そうに話す」「②相手が興味あることを話す」「③構造化する」という3点は、再現性をもって鍛えることが可能です。
筋トレがポジティブになれる趣味(?)としてよく例にあがりますが、それは筋トレをすれば筋肉が確実につく、つまり結果が返ってくるという部分が理由になっています。私が、話がうまくなるための特徴として上記の3つをあげたのは、再現性がある、つまり筋肉のように鍛えることで確実にプラスになっていくと思っているからです。