過去の自分を振り返る人だけが成功する理由

「振り返り」を習慣化すると、未来まで変わる!?

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誰しも望む未来があります。しかし、その未来を実現できる人は、ひとにぎりだと考えていませんか? そんなことはありません。未来の自分を変えるヒントは、あなた自身の中にあるのです。過去に「目をつけ」「掘り下げて」「引き出す」。このプロセスの繰り返しが、あなたの未来を大きく変えるのです。ここでは、自分自身を「振り返る」ことで見えてくる、あなたが望む未来の導き出し方を紹介していきます。そう、あなたの過去は宝の山なのです。 

習慣化に不可欠な3つの軸(日課化・予定化・行事化)

仕事や生活に慣れていくと、大抵のことは我慢できるようになっていきます。そのうち、我慢が当たり前になり、楽しむということ自体を忘れてしまいます。いつの間にか、楽しみを後回しにしてしまう人生を送っている方も実は意外と多いのではないでしょうか。

本当は、譲れない価値観を満たす暮らしをしてもいいのです。心躍る未来像のほんの一部だけでも、先取りしてみてはいかがですか?
確実に時間は過ぎていくのです。惰性に流されず、振り返りを習慣化するためには、どうしたらよいでしょうか。

1.日課化
習慣化の1つ目は、日課化です。
一日の生活の中でルーティンをつくることです。
毎日、ほんの1分の振り返りをルーティンにしてしまいましょう。
必ず毎日行う行動とセットにしてしまうと、日課にするのが簡単です。まずは、朝昼晩の食事のあとに必ず振り返りの時間をもつというのも手です。
仕事で日報を書いているなら、その時間に公私問わず振り返りを行うというのもよいでしょう。

習慣化の中でもっともパワフルなのは、この日課化です。
毎日やっていれば、一年で最低でも365回振り返る機会をもつことができるのです。頻度としては最高です。一日に三度振り返ったら三倍の1095回です。
やったことやできたことを振り返って確認すれば、毎日気分をあげることができます。その日の学びを引き出せば、一年中学びだらけになります。

2.予定化
習慣化の2つ目は、予定化です。
振り返りをスケジュール化しましょう。
予定表やスケジュール帳、スケジューリング用のアプリに振り返りの予定を入れておきます。
人は忘れやすい生き物です。三日坊主な人がいるように、三日続いても、四日目には忘れてしまったり、やるのが面倒くさくなってしまいます。そこで、しっかりと予定化しておけば、もう一度取り組むことができます。
振り返るタイミングは一日、一週間、月間の単位で、一年分予定を入れてしまいましょう。一回の振り返りは、一時間とか二時間くらいの単位で、自分自身にアポイントを入れる要領で予定を確保してしまうのです。

予定化のコツは、無理のないようにやりやすい方法を探ることです。実は成功者というのは、常にやりやすい方法を探っている人です。
予定化するためには、やりやすい時間帯や場所を選びましょう。頭で考えて、無理矢理日程を決めても実行できません。
快適なカフェで振り返るとか、好きな音楽を聴きながら振り返るとか、デザインのよいノートに書き込むとか、気分があがって、やりたくなる工夫をして下さい。
できることをやる。やりたいことをやる。できないことはできないというシンプルな原則に従って下さい。
スケジューリングのコツは、あくまでも自分との約束です。他人との約束を守るのと同じように、自分に対してもしっかり約束を守るようにしましょう。

3.行事化
3つ目は、行事化です。
四半期ごと、半期ごと、年度ごとの振り返りは、比較的大きなイベントにしてしまいましょう。年末や年度末は、大掃除とともに「振り返り」を実施しましょう。自分一人の振り返りであっても、他人を巻き込む行事にしてしまうと、し忘れることがありません。

「仕事の仲間と懇親会を開く」
「大好きな人と、ちょっと豪華な食事をしながら振り返る」
などです。

他人も巻き込んだ振り返りは、楽しい思い出とともに記憶に残ります。
組織においては年度初めや忘年会、プロジェクトのキックオフや完了のタイミングなど、継続する仕事の節目、節目で懇親会を行います。こういう機会を自分のための振り返りの場にしてしまうことも、行事化の一つの方法です。

会合の目的に加えて、あなたにとっては振り返りの場として参加するのです。いち参加者として、他の参加者に振り返りを促しながら、自分もそれまでの仕事を振り返って学びをシェアしてみることもできます。
大きな時間単位の振り返りはこのように、他人の力を利用しましょう。

「自分一人のために、他人を巻き込むのはちょっと気が引ける」

そんな風に感じるのであれば、同席する人にとっても有益な場にしてみてはいかがでしょうか。まさに互いに振り返りを行う場にしてもいいですし、こちらの学びのシェアの場にしてもいいでしょう。
勉強会、学習会という形を取るのも一つのアイデアです。
後ろめたく思う必要はありません。他人を巻き込むことで、もっと多くのことができます。もっと人の役に立ってもいいのです。

このように振り返りを繰り返す習慣にしてしまうと、時間が経てば経つほど何度も振り返ることができます。時間が、動く歩道のように、私たちを遠くまで連れていってくれるのです。

習慣化とは、「時間を味方につける」ということです。振り返りを繰り返しのサイクルに入れることができれば、定期的に振り返ることができます。時間は、流れて失われるだけではありません。習慣にしてしまえば、時間の進行に従って、振り返るチャンスが生まれるのです。

日課化、予定化、行事化という3つの観点から、是非とも「振り返り」の習慣化に取り組んでみて下さい。


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プロフィール

藤由達藏
藤由達藏

1991年早稲田大学卒業後、文具・オフィス家具メーカーPLUSに入社。営業職、本部企画職、全プラス労働組合中央執行委員長等を経て、2013年9月に独立。コーチングを核に、各種心理技法や武術、ヘミシンク、労働組合、文芸・美術・音楽創作等の経験を統合し、「気分と視座の転換」を重視した夢実現応援対話技法を確立。2016年9月、株式会社Gonmatusを設立。夢実現応援家®を養成し、全国のビジネスパーソンの夢実現を応援している。

著書

過去の自分を振り返る人だけが成功する理由

「過去の自分は宝の山である」をキーワードに、自分自身を振り返ることで、未来の成功を手に入れることができるという事実とノウハウをわかりやすく解説し...
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